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いぬみくじ(愛知県/名古屋市)

みやげもん

No. 924(2020.09.15発行)
必要な服だけを。
いぬみくじ。各300円(伊奴神社☎052・521・8800)。

犬の王のお告げを聞ける愛らしいみくじ。

 安産祈願で知られる愛知県名古屋市にある伊奴神社。その由来には、こんな伝説があります。ある日、山伏が旅の途中で伊奴村(現:稲生町)に泊まった際、村人が洪水で困っているという話を聞き、御幣を立て祈祷をしました。すると洪水は起こらなくなりました。山伏は「御幣を開いてはいけない」と告げて去りますが、村人はつい開いてしまい、そこには一匹の犬の絵と、「犬の王」という文字が書いてありました。すると、御利益が消え、村はまた洪水に遭ってしまいます。偶然、再び山伏が訪れたため、また祈祷してほしいと頼むと、山伏は「御幣を埋めて、社を建てて祀れ」と告げます。その通りにすると、ぴたりと洪水になることがなくなったそうです。この社が伊奴神社の始まりだと伝わっています。以来、災難除けの神様として崇められてきましたが、犬はお産が軽く多産であることから、安産祈願の神様としても信仰を集め、犬の王の石像も奉納されています。そんな犬の王を象った授与品も数多くあり、特に人形におみくじが入った「いぬみくじ」はその愛らしさから人気となっています。

境内に奉納されている犬の王の石像。
元日には多くの参拝客が訪れ、特に戌年である平成30年には約3万人が訪れた。
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edit/
Shogo Kawabata

本記事は雑誌BRUTUS924号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は924号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.924
必要な服だけを。(2020.09.15発行)

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