エンターテインメント

若者2人の逃避行の先に新世界は見えたのか。|『ソワレ』

みんなの映画 by Takashi Homma

No. 922(2020.08.17発行)
お金、ちゃんと使えてる?
『ソワレ』監督・脚本:外山文治/出演:村上虹郎、芋生悠、岡部たかし、江口のりこ、石橋けい、山本浩司ほか/8月28日、テアトル新宿、テアトル梅田、シネ・リーブル神戸ほかで全国順次公開。 ©2020ソワレフィルムパートナーズ soiree-movie.jp
ホンマタカシ(以下H)
「翔太、お腹減ると機嫌悪くなるよね」。まあ、この台詞に尽きるかな(笑)。
BRUTUS(以下B)
豊原功補さん、小泉今日子さんたちが設立した話題の新世界合同会社、第1回プロデュース作品は村上虹郎さんとオーディションで見出された芋生悠さんのダブル主演。和歌山を舞台にした逃避行劇です。
あんな魅力的な唇でそんなこと言われちゃったらねえ。スカヨハ、ペネロペのタラコといい勝負できるんじゃないかな(笑)。
スカヨハ、ペネロペ、そして、タラコって……、わかるんですが、わかりたくない気分です(笑)。
逃避行といえばゴダールの『気狂いピエロ』(*1)。絶望的だけど、その刹那が美しかった。あの青い空……。
今日は『ソワレ』の話ですよね? 外山監督のオリジナル脚本で、和歌山を横断する形で撮影が敢行されました。
H
南仏の青空に対抗して、日本の和歌山の湿気! この映画に合ってたよね。四国に渡るフェリー? 逃げてほしかったな……。追っ手が来てる、早く逃げろ! 志村! 後ろ、後ろ! みたいな(笑)
この映画を観て、誰もドリフのことは思い出しませんよ、きっと。今回はかなり脱線しますね。
第2波が来てるからね。映画のニューウェーブの第2波がね!
あれ? なんか、最後にうまいこと言おうとしました?(笑)
エンターテインメントカテゴリの記事をもっと読む

*1

1965年製作、ジャン=リュック・ゴダール監督によるヌーベルバーグの金字塔的作品。ジャン=ポール・ベルモンド、アンナ・カリーナ主演。全編シナリオなしの即興演出で撮影された。

本記事は雑誌BRUTUS922号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は922号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.922
お金、ちゃんと使えてる?(2020.08.17発行)

関連記事