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歩くときっと、自分だけの東京の正解が見つかる。

From Editors

No. 919(2020.07.01発行)
東京の正解
会社からは築地方面へコーヒーを買いに散歩へ。首都高、桜、丹下健三による元電通本社ビルが並ぶ風景が私にとっての東京での原風景かもしれません。誌面では、BRUTUS創刊者の木滑良久さん、本木雅弘さん、山本康一郎さん、奥山由之さんにとっての東京の原風景も思い出話とともに取材させていただきました。まだまだ知らない東京がいっぱいです。

散歩が好きです。時間があると、外苑前から渋谷、六本木から恵比寿、赤羽から池袋などなど、だいたい2〜3駅は歩くようにしています。東京は大通りから1本それるとすぐに住宅街が広がっていて、面白い。家、歩いている人、路地に潜む小さな店を見ながら、そこに住む人たちの暮らしへの妄想を勝手に膨らませながら歩くと、あっという間に時間が過ぎるもの。今回、散歩好きの方々に取材をさせていただいたのですが、ミュージシャンの細野晴臣さんの散歩コースに親近感が湧き、たまたま近所で仕事があったので、帰りに早速歩いてきました。すると、今まで何度も通ってきた道なのに、細い路地を少し入ってみるだけで、こんなところに公園が! 寺が! と驚きの連続。迷路のように道が入り組む住宅街で方向感覚が狂う中、急に大通りへ抜け出た瞬間、東京らしい町の喧騒が戻ってきました。細野さんがおっしゃっていたように、たった30分ほどの小さな旅は、まるでタイムトリップをしたかのように不思議なひとときでした。

散歩をどう楽しむかは人それぞれ。家や職場のそば、出かけ先からもできる小さな冒険。東京には、あらゆるタイプの散歩コースが揃っています。自分なりの東京の正解を一番見つけやすいのが“散歩”だと思うので、ぜひこの1冊から気になる場所を見つけて歩いてみてください。

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本誌担当編集/
川端寿子

本記事は雑誌BRUTUS919号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は919号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.919
東京の正解(2020.07.01発行)

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