ライフスタイル

その臨場感と躍動感で、歴史を今に伝える。【鉛筆艦船画家】菅野泰紀

時代を変える!? 新〈肩書〉辞典

No. 919(2020.07.01発行)
東京の正解

 戦前の海軍艦船を精緻な鉛筆画で描き、関係する神社に奉納する。限られた歴史資料や当時の乗組員の証言を頼りに、約50×70㎝の作品を、3ヵ月もの時間をかけて仕上げるのは菅野泰紀氏。モノクロであるがゆえに想像力を掻き立ててくれること、艦船や航空機の表現にその金属的な質感がピタリとはまることから、鉛筆を「最高の画材」と表現する一方で、緻密さの陰の立役者は消しゴムだという。ペンタイプから電動式まで十数種類を使い分けることで、海の波紋や細いハイライトを繊細に表現できる。
【仕上げた作品数】60点以上。
【愛読書】概説書なら『軍艦メカニズム図鑑』シリーズ(グランプリ出版)、写真集なら『写真日本海軍全艦艇史』(KKベストセラーズ)など。

最も印象深い作品だという「惟、凛然として ―戦艦 長門  2604―」。原画は、同艦ゆかりの長門国一宮住吉神社に奉納した。

三菱鉛筆のハイユニを愛用。芯の質が良く、滑らかな描き味を備えているとのこと。

ライフスタイルカテゴリの記事をもっと読む
文/
福島絵美

本記事は雑誌BRUTUS919号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は919号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.919
東京の正解(2020.07.01発行)

関連記事