味にもビジュアルにも圧倒的な個性をもたらしているのは、8種の副菜。季節野菜のアチャールやマリネに加え、ピザ生地を揚げたゼッポリーネまでがずらり。タイ料理店からイタリア酒場まで、さまざまな店で働いた森野竜太朗さんの型にハマらない味作りが光る。主役のカレーは、チキンとキーマを定番に魚介やマトンなど時季替わりのおすすめを加えた3種で、いずれもじっくり炒めたタマネギのフルーティな甘味が印象的だ。マイルドなカレーとフレッシュな野菜の副菜との掛け合わせは、毎日でも食べたくなる“心地よさ”。さらに10種のトッピング(有料)を組み合わせれば、味の広がりは無限大。カレー激戦区・高円寺に新風を吹き込むニューカマーだ。
カレー3種(1,380円)
1 クローブ、シナモンに加えコーヒー的なロースト香があるブラウンカルダモンを使用。香りに深みがある。
3 左から、新ジャガとパンプキンのサラダ、ウズラの卵のバルサミコピクルス、和風ザワークラウト、新ニンジンのオレンジ風味ラぺ、豆モヤシの中華アチャールほか。
4 牡蠣料理専門店のだしカレーにインスパイアされた。
5 テンパリングしたクミンやフェネグリークなどを散らし、スパイシーな香りのアクセントを添えて。
オススメの食べ方
1カレー3種×副菜8種。24通り以上の味わいを楽しんでください。
2副菜以外にトッピングも(1品150円~)。チーズやハラペーニョピクルスのほか、スカモルツァやトリュフ香るサルシッチャなどイタリアンテイストのものも。お好みの味を見つけてください。
- photo/
- Naoki Tani, Yasufumi Onda
- text/
- Yuko Saito, Kei Sasaki
本記事は雑誌BRUTUS918号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は918号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。