有楽町 純廣東料理〈慶楽〉の「上湯炒飯」

十中八九同じ味! 思い出巡りの料理レシピ

No. 915(2020.05.01発行)
HOME SWEET HOME 居住空間学2020

 以前、僕がニッポン放送でレギュラーを持っていた時に、収録の前によく腹ごしらえしに行った中華料理屋がある。1950(昭和25)年創業、有楽町の純廣東料理〈慶楽〉。2018年12月、68年の歴史に幕を閉じた。池波正太郎や9代目林家正蔵も通ったという当店の押しも押されもせぬ看板メニューといえば、なんといっても「上湯炒飯」。洋食屋がチキンライスに使うような型で抜かれた炒飯に、上品なスープが注がれた一皿。スープから顔を出した炒飯は、海に浮かぶ孤島のようで、ちょんとのったエビが愛おしかった。閉店前の貼り紙には「弊店のような昔気質の料理店の運営を続けて行く事が、今後困難になることと判断し、一旦閉店…」と記されていたが、“一旦”に一縷の望み。再開したら、こんな“慶”ばしいことはない。

思い出再現レシピ(2人分)

①中華鍋に油大さじ1を引き、ご飯400g・みじん切り焼き豚50g・小口ネギ20g・溶き卵2個を炒める。②塩コショウ少々・醤油小さじ1・ゴマ油小さじ2を加えて炒めたら型に詰めてラーメン鉢に盛る。③水1ℓ・顆粒鶏がらだし大さじ1・塩小さじ1弱で作ったスープを注ぎエビを3尾のせる。

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くっく・いのうえ。

食関係の資格を6つ所有する最強料理芸人。TV・ラジオのほか、レシピ開発や商品監修も行う。

写真・文/
クック井上。

本記事は雑誌BRUTUS915号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は915号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

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