エンターテインメント

ラップと演劇が融合した名演を。|佐久間宣行 → アイナ・ジ・エンド

佐久間宣行のカルチャー交歓!

No. 915(2020.05.01発行)
HOME SWEET HOME 居住空間学2020

 佐久間です。BiSHの曲はよく聴いていて、パフォーマーとしてはもちろん、振り付けや作詞作曲を手がけるアイナさんは、クリエイターとしてクレバーな人だと視聴者目線で好きでした。まだお会いしたことはないので、勝手なイメージで選んだんですが、劇団ままごとの演劇『わが星』なんてどうでしょう? 星の一生と人の一生を重ね描いた90分の芝居で、終始□□□の三浦康嗣さんが手がける時報のトラックが、ラップを乗せて展開します。構成や演出の斬新さもさることながら、主宰の柴幸男くんによる演劇のセリフとラップを融合させた言葉ののせ方が絶妙で。初演時、2回三鷹の星のホールを訪れたんですが、すごい行列で入れず、名古屋公演まで遠征してようやく観られました。隣の席が森山未來さんだったのは驚きましたが(笑)。余談はさておき、作詞や振りの面白さが凝縮されていて、一見の価値ありです。

ままごと『わが星』2009年(撮影:青木司)

ままごと『わが星』

作・演出:柴幸男/音楽:三浦康嗣(□□□)/出演:端田新菜、斎藤淳子、大柿友哉ほか/2009年10月に、三鷹市芸術文化センター星のホールで初演。2010年には岸田國士戯曲賞を受賞した。初演時の模様は映像化され、DVDでも観賞可能。

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佐久間宣行

さくま・のぶゆき/1975年福島県生まれ。テレビ東京プロデューサーとして『ゴッドタン』等を担当。『オールナイトニッポン0(ZERO)』に出演中。

アイナ・ジ・エンド
大阪府生まれ。「楽器を持たないパンクバンド」BiSHのメンバー。BiSHのほぼすべての楽曲で振り付けを行うほか、作詞・作曲など幅広い分野で活躍。

編集・文/
福島絵美

本記事は雑誌BRUTUS915号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は915号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.915
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