フレグランスと カクテルのミックス、 香りを楽しむバー。『HERBARIUM』●Paris

Coming Soon?? |日本に来て来て、あの店、このサービス!

No. 913(2020.04.01発行)
犬がいてよかった。
このバーのコンセプトにピッタリなブラックを基調としたシックなインテリア。

この店の魅力は?

1. 19の香りの原料のカクテルが楽しめる。
2. 香りで好みのカクテルを選ぶ。
3. 植物図鑑のような美しいレシピ本も販売。

 ホテルのバーを利用する人が増えているパリで、一番のオリジナリティを打ち出しているのが、エルバリウム。3区にある4ツ星ホテル、オテル・ナショナル・デ・ザール・エ・メティエのバーだ。

 そのオリジナルなコンセプトとは、フレグランスとカクテルの調和。発案者は、ミラノ生まれのオスカー・クアグリアリーニ。19歳からバーテンダーとなり、世界各地を渡り歩いた熟練のバーマンだ。カクテルを研究しているうちに、よりハーブやスパイスに興味を持つようになったという。

 そして、パリの有名香水ブランドのアニック・グタールで、パルファンを探究することにより、香りと味のハーモニーを理解することに。

 ワインを試飲するとき、まず香りから確かめるように、彼はカクテルも香りは重要な要素だと思い至った。そして、まず、19のフレグランスを作り、その香りのもととなった薬草やスパイスを使ったカクテルを生み出した。現在は、13種類のカクテルを展開中。そのフレグランスは、調香師のアトリエにあるようなファーマシー瓶に入れられて、カウンターに置かれている。もし、カクテルのチョイスに迷ったら、ここで香りを楽しんでから選ぶという遊び心のあるシステムも新鮮だ。

 ほのかに香り立つ、まさに、嗅覚と味覚で楽しむカクテルが堪能できる。

カウンターに並ぶファーマシー瓶。どれも繊細な香り。

ゆっくりくつろげる落ち着いた内装の店内。

植物図鑑さながらの薬草の絵が美しいカクテルのレシピ本。英語、フランス語、イタリア語の3版あり。

右が店の一番人気カクテル、ル・グラン・ドゥ・ボテ15ユーロ。

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『 HERBARIUM/エルバリウム 』
ホテルの中庭ラウンジの奥にある落ち着いた雰囲気のバー。カクテルは15~20ユーロ。
●243, rue Saint Martin 75003 Paris☎なし。18時~翌2時。無休。https://www.hotelnational.paris/

photo/
Manabu Matsunaga
text/
Takaaki Suzuki
edit/
Kazumi Yamamoto

本記事は雑誌BRUTUS913号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は913号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.913
犬がいてよかった。(2020.04.01発行)

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