桜新町〈京うどん 葵〉の 「冷やし肉うどん」

十中八九同じ味! 思い出巡りの料理レシピ

No. 913(2020.04.01発行)
犬がいてよかった。

 うどん屋さんなのに、洋食屋さんのコックさんのようないでたち。店内にかかるBGMはJAZZ。カウンターだけのお店なのに、とても落ち着く雰囲気だった、桜新町〈京うどん 葵〉が、2019(令和元)年12月末、その歴史に幕を閉じた。数年前、子供が生まれた頃、病院に通っていてその帰りによく食べたのが、「冷やし肉うどん」。京うどんとうたいながら、讃岐ばりに歯応えのあるうどんが、澄んだカツオだしに浸かっている。そこに、雪平大鍋でコトコトと甘辛く炊かれた和牛切り落としがドーン。その上に、シャッキリおろされた大根と、細く切られた九条ネギが、彩りと風味を添えた逸品。〈葵〉のうどんはコシがあって歯応え十分だったけど、まだ、未熟でアオいお弟子さんに対する大将の物腰は柔らかで、ほっこり空間だったなぁ。

思い出再現レシピ(2人分)

①熱湯200㏄、花がつお10g、煮干し10匹、醤油・みりん各小さじ2、昆布茶、塩、砂糖各小さじ1/2を沸騰させて濾す。②和牛肉切り落とし200g、水・酒各100㏄、砂糖・醤油・みりん各大さじ1を煮込む。③讃岐うどん1.5玉ずつを皿に盛り、だし・和牛・大根おろし・九条ネギをのせて完成。

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くっく・いのうえ。

食関係の資格を6つ所有する最強料理芸人。TV・ラジオのほか、レシピ開発や商品監修も行う。

写真・文/
クック井上。

本記事は雑誌BRUTUS913号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は913号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.913
犬がいてよかった。(2020.04.01発行)

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