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僕も20代に観た傑作アニメを。|佐久間宣行 → 奥山大史

佐久間宣行のカルチャー交歓!

No. 913(2020.04.01発行)
犬がいてよかった。
佐久間宣行 さくま・のぶゆき/1975年福島県生まれ。テレビ東京プロデューサーとして『ゴッドタン』等を担当。現在、『オールナイトニッポン0(ZERO)』に出演中。

 佐久間です。今号から始まるこの連載では、毎月、僕が気になる人をゲストに迎え、カルチャーを交換していきます。最初のお相手は、若くして才能を開花させている映画監督の奥山大史さん。

おくやま・ひろし/1996年東京都生まれ。映画監督。初の長編作『僕はイエス様が嫌い』は、サンセバスチャン国際映画祭で最優秀新人監督賞を受賞。奥山大史 

『僕はイエス様が嫌い』は素晴らしかったです。何より構図が面白くて。ジャック・タチ作品からも影響を受けているようなので、新旧問わずいろんなカルチャーに触れているはず。そんな奥山さんに作品を選ぶのはプレッシャーですが……。
観てほしいのはアニメ映画『マインド・ゲーム』。ヤクザにみじめに殺されるも、死に切れず現世に戻った男を描いた、若き湯浅政明監督の初長編作です。僕は20代で観て、2D、3D、実写を行き来する前代未聞の手法に衝撃を受けました。テクニックよりも前に、エネルギーがごろっとある感じ。すでに完成度の高い映画を撮る奥山さんにこそ、あえてこの「勢い」を味わってほしいです。

©2004 MIND GAME Project

『マインド・ゲーム』

監督:湯浅政明/原作:ロビン西/声の出演:今田耕司、藤井隆、山口智充ほか/映画『海獣の子供』を製作したSTUDIO4℃の初期作。文化庁メディア芸術祭大賞ほか受賞多数。TCエンタテインメント/4,700円(BD)。

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編集・文/
福島絵美
写真/
角田菜摘(佐久間)

本記事は雑誌BRUTUS913号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は913号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.913
犬がいてよかった。(2020.04.01発行)

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