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祭りです。全部のせです。

From Editors

No. 908(2020.01.11発行)
刀剣乱舞
《和泉守兼定》を所蔵する土方歳三資料館の館長・土方愛さん。家督を継いだ土方歳三の兄から数えて6代目にあたる。仏間で毛氈の上に置いた刀を取り出した際には、深く一礼。「私にとってこの刀は、家族の忘れ形見のような存在」と語られていたのが印象的でした。

BRUTUSの2020年は「刀剣乱舞」特集で華々しく幕開けです。

金地に三日月宗近(五周年記念大祝画)の煌びやかな表紙を開けば、絵巻のようにパタパタと長く開く全刀剣男士刀帳やら、刀剣乱舞の5年間を一気見するクロニクルがあり。原作プロデューサーのでじたろうさんに突っ込んだ質問をぶつけてみたと思ったら、天野喜孝さんを始めちょっと信じられないようなメンツが揃ったアンソロジーブックも封入。公式絵師さんがBRUTUSのために描き下ろしてくれた山姥切長義・山姥切国広・鶴丸国永のイラストは美麗の極みで、もったいないのでシールにもしました。権利元のニトロプラスさんや印刷所を無理やり巻き込みながら、「祭りじゃい!」と妙なテンションで作った特集です。この熱、届けば良いなと。

そんな派手なラインナップのなかに「刀と主」と題したページがあります。歴史的な刀剣を守り継ぐ現在の所蔵者の方々に、刀を実際に手にした形で撮影をさせていただきました。刀剣乱舞の人気により、新たな方面から刀自体への関心も高まるなか、所蔵者の皆さんは揃って、ファン・審神者の人たちの熱意や知識の深さを口にしていました。そして、愛をもって刀を観覧しにきてくれることを心から喜んでいました。実際にゲームや2.5次元でキャラクターに触れて、我が子のように愛おしんだり、ヒヤヒヤしたりもしているそうですよ。刀剣乱舞が生んだ幸せ、こんなところにも、ですね。

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中西 剛(本誌担当編集)/

本記事は雑誌BRUTUS908号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は908号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.908
刀剣乱舞(2020.01.11発行)

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