アート

[11月15日〜] 5年ぶりの大型個展。吉田ユニ個展『Dinalog』

BRUTUSCOPE

No. 905(2019.11.15発行)
ニッポンのホテル。

アートディレクター・吉田ユニの仕事脳を覗いてみた。

吉田ユニ個展『Dinalog』、ラフォーレミュージアム原宿で絶賛開催中♪

 独創的なビジュアル表現で観る者を魅了するアートディレクター吉田ユニ。彼女にクリエイティブの流儀を尋ねた。
クライアントの希望、私が表現したいこと、観る人の期待、その3要素が交差するポイントを見つけることを一番に考えます。そこで重きを置くのは、やはりブランドのトーン&マナー。あとは商品のそれまでをリサーチしたり、掲示場所で見え方をシミュレーションしたり」
 定石をきっちり踏んでいる。
「私の場合、アイデアを思いついた時には、もう撮影後の完成形がイメージできてます。ラフは手描きなので、そうは見えないかもしれないけど(笑)」
 そしてユニワールドに欠かせない小道具を発注して撮影に。
「撮影現場では、頭の中で描いた完成形を超えることを意識しています。スタッフは気心の知れたメンバーなので、私が想像していなかった工夫でグンとよくしてくれることもある。だから撮影は大変だけど楽しい」
 至極真っ当な作業の先に、あの驚きのビジュアルはある。 
「いい写真が撮れれば撮れるほど、最後のセレクトが大変になるんですけどね(笑)」
 いい創造者は欲が深いのだ。彼女はこんな作業を並行してどのくらいこなしているのだろう。
「う〜ん、10企画くらいかな」
 10! それ、どうやって頭を切り分けてるんですか?
「え? 意識したことない……。どうやってるんだろう(笑)」
 吉田ユニのユニはユニークのユニ。仕事の流儀は意外に正統かと思いきや、最後にすごいユニークさを披露してくれました。

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吉田ユニ展『Dinalog』

11月15日12月1日、ラフォーレミュージアム原宿で開催。11時〜21時。入場無料。5年ぶりの大型個展。主な作品に加え、撮影小道具やラフスケッチなども展示される。驚きのクリエイティブに身近に触れるチャンス。https://www.laforet.ne.jp/

吉田ユニ

よしだ・ゆに/アートディレクター。最近の仕事にShu uemura×naomi watan
abeキービジュアル、星野源やCharaのCDアートワークなど。http://www.yuni-yoshida.com/

text/Kaz Yuzawa/

本記事は雑誌BRUTUS905号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は905号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.905
ニッポンのホテル。(2019.11.15発行)

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