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町山智浩 | シネマコンシェルジュ名鑑

シネマコンシェルジュ名鑑

No. 904(2019.11.01発行)
映画特集 いま観る理由

解説した作品は1,000本以上! 言わずと知れた映画評論の権威。

●得意ジャンル:全般。
●年間観賞本数:約300本。
●レコメンドスタイル:アメリカ在住者の視点で映画を解説。
●主な活動媒体:TBSラジオ『たまむすび』、WOWOW『町山智浩の映画塾!』。

Q1 自分史上最多観賞映画は?

A1 『ファントム・オブ・パラダイス』。1974年5月31日有楽町スバル座での公開初日、初回から最終回まで5回座り通しで観て、翌日も、その翌週の土日も同じことをしました。その後も名画座での上映を追いかけ、劇場だけで50回以上、ビデオとDVD合わせると100回は観ています。

Q2 二度と観たくない作品は?

子供や女性を痛めつける映画、俳優たちが大声で話す映画が苦手です。

Q3 将来が楽しみな次世代の映画監督は?

『全員死刑』の小林勇貴監督。病院を撮影するのにカラスが群れているショットを使ったり、カーチェイスのシーンでカメラの位置で威圧感を表現したりなど、映像で語るセンスがずば抜けています。

Q4 いまいちハマらない映画監督は?

特にいません。好きでない監督も時々いい映画を作るし、好きな監督も困った映画を作ります。

Q5 最近一皮剥けたなと感じる俳優は?

マ・ドンソクがイチオシ。女性のウエストより太い腕のビンタは一撃で敵を昏倒させ、その腕力だけでマーベルヒーローに大抜擢。アジア系俳優のステレオタイプを打ち砕く活躍に期待です。

Q6 良い作品を見極める、あなたならではのポイントは?

わかりません。ただ、日常ではあり得ないような感動的なセリフを語る映画はあまり好みません。

Q7 この人には敵わないと感じる映画通は?

映画評論家の切通理作さんと春日太一さん。2人とは対談するたび、観ている作品と知識の量に驚かされます。特に映画製作の裏話を当事者たちから集めているのは、真似できない点です。

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まちやまともひろ/映画評論家

1962年東京都生まれ、カリフォルニア在住。95年に雑誌『映画秘宝』を創刊。現在はBS朝日『町山智浩のアメリカの今を知るTV』(毎週月曜)など様々な媒体で活躍中。

text/
Emi Fukushima
illustration/
Mai Beppu

本記事は雑誌BRUTUS904号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は904号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

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映画特集 いま観る理由(2019.11.01発行)

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