渋谷の居酒屋〈富士屋本店〉の 「しいたけの天ぷら」

十中八九同じ!思い出巡りの料理レシピ

No. 897(2019.07.16発行)
決闘写真論

 20年前に初訪店。それから少なくとも月に2回。2018年10月に閉店するまでに、200回は通っただろうか……。大衆立呑酒場〈富士屋本店〉。大きなロの字のカウンターにクールファイブかダークダックスのように半身で立ち、千円札と小銭を出す。注文すると、お代は勝手に持っていってくれるシステムだ。最も思い出深いメニューは「しいたけの天ぷら」。大根おろしが添えられているが、醤油をかけるのはご法度。女将のヨシエさんのオススメはお酢。珍しい食べ方だが、これが合う。油をサッパリさせてくれるのだ。味を真似ることはできる。しかし、もうあの場所じゃない寂しさ。なんでなくなっちゃったんだ。世界遺産だろ、富士は……。本当に、みんなのパワースポットでした。歌わせてください。「富士は日本一の酒場〜♬」

思い出再現レシピ(1人分)

①中サイズのしいたけ3個、または小サイズのしいたけ4個の石づきを切り落とす。
②天ぷら粉に表示通りの量の水を加える。しいたけ全体に天ぷら衣を纏わせる。
③高温に熱したサラダ油にしいたけを入れ、カラッと揚げたら皿に盛る。少し水気を切った大根おろしを横に添え、お酢をかけたら完成。

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くっく・いのうえ。

食関係の資格を6つ所有する最強料理芸人。TV・ラジオのほか、レシピ開発や商品監修も行う。

写真・文/
クック井上。

本記事は雑誌BRUTUS897号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は897号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.897
決闘写真論(2019.07.16発行)

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