エンターテインメント

ひと夏の思い出は、 家族と恋愛と少しの色気。|『メモリーズ・オブ・サマー』

みんなの映画 by Takashi Homma

No. 894(2019.06.01発行)
愛と欲のスニーカー
ホンマタカシ(以下H) 
あーなーたーに、女の子の一番大切なーものをーあげるわー。
BRUTUS(以下B) 
あの……、そのくだりって、毎年のようにやってますよね? 好きですね……。
H 
いやいや、ひと夏の経験もの(*1)はどうしても必要なんよ。
B 
急になまってますし(笑)。
H 
まあ、ひと夏ものは大好物だからね(笑)。ちゃんと集めて研究したいくらいだよ。
B 
研究!? 確かに、ひと夏ものはみんな好きですよね。夏休みだけの期限付きの恋とか、避暑地で出会った許されない2人とか。構図は同じなのに、毎年のように新作が出てきます。
H 
その中でも、ポーランドものはひと味違ったねー。
B 
1970年代ポーランドの小さな町に住む12歳の少年に訪れるひと夏の家族と恋のお話でした。
H 
純然たるサスペンスではないんだけど、映画ならではの構造がきちんとあって、良かったね。あんまり言えないけど、冒頭もスリルがあったし、時代考証も素晴らしいし、音楽や衣装や社会状況とか、よく作り込まれてる。
B 
映像の空気感も伝わってきました。
H 
でも、まあ、なんだかんだ言って、母ちゃんの色気ね。ありゃ、ヤバいって 胸元 見てみ 僕ちゃん、チェスに集中できんがな(笑)
B 
やっぱり、そこいきますか。関西弁になってるし……(苦笑)。
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『メモリーズ・オブ・サマー』監督・脚本:アダム・グジンスキ/出演:マックス・ヤスチシェンプスキ、ウルシュラ・グラボフスカほか/6月1日、YEBISU GARDEN CINEMAほかで全国順次公開。

©2016 Opus Film, Telewizja Polska S.A., Instytucja Filmowa SILESIA FILM, EC1 Łód -Miasto Kultury w Łodzi

*1 

ひと夏の経験を描いた映画作品のこと。今夏公開作には、17歳の少女の成長を綴った『さよなら、退屈なレオニー』、肉親を失った青年と少女の絆を描いた『アマンダと僕』などがある。

本記事は雑誌BRUTUS894号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は894号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.894
愛と欲のスニーカー(2019.06.01発行)

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