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大山天狗

みやげもん

No. 890(2019.04.01発行)
花と花束。
大山天狗2,2 00円。

伝統的な土人形の 灯が消えてしまった 鳥取に新たな光が。

鳥取の民話を基にした土人形として有名だったれんべい人形。以前、この連載でも紹介させていただきましたが、その後、職人の加藤簾兵衛さんが亡くなってしまい、廃絶してしまいました。近年、鳥取の有名な郷土玩具は次々に廃絶しており、ついに伝統的な土人形を作る人がいなくなってしまったのです。そんな中、れんべい人形のファンで、鳥取土人形文化の断絶に危機感を抱いた壽美剛さんが、鳥取の民話を基にした土人形を新たに作り始めています。簾兵衛さんの資料や映像を調べ、その製法を独学で学んだのだそう。
 
写真の大山天狗は、鳥取県西部の大山に住むと伝えられる天狗の「伯耆坊」をモチーフにした土人形平安時代、讃岐の白峯御殿へと崇徳上皇の霊を鎮めに向かった相模の天狗「相模坊」に代わり、相模の山々の守護を買って出たことで知られ、「日本八天狗」にも名を連ねる有名な天狗です。ほかにも鳥取の民話に由来する人形があり、これからも増やしていく予定だとか。始まったばかりの玩具ですが、鳥取を代表する土人形として、末永く地元に根づいていってほしいです。

鳥取の境港に伝わる民話に由来する、神通力を持った狐「お種狐」2,300円。

干支物もある。未2,300円(以上創作工芸 スミ屋☎0 90・2063・9009)。

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鳥取県/境港市

edit/
Shogo Kawabata

本記事は雑誌BRUTUS890号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は890号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.890
花と花束。(2019.04.01発行)

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