旅行カフェ

コーヒーショップは、まずこの6軒へ。

メルボルン コーヒー案内。

No. 885(2019.01.12発行)
おいしいコーヒーの教科書2019
〈Patricia Coffee Brewers〉のメニューは、潔く3種類しかない。エスプレッソ系のミルクの有無と、ドリップコーヒーだけ。
同じく〈Patricia Coffee Brewers〉 は、素晴らしいホスピタリティこそが、店の特徴。狭く混んでいるのに、居心地がいい店。

Patricia Coffee Brewers

ホスピタリティに溢れた、メルボルンの最前線。

〈ST. ALi〉〈Seven Seeds〉で働いた経験を持つボーウェンの店。メニューは「家ではミルク入れるかどうかくらいでしょ?」というわけで、白・黒・フィルターの3種。ただし牛乳の温度を必ず測るという徹底ぶり。フィルターコーヒーはハウスブレンド、フルーティなシングルオリジンがある。

Market Lane Coffee Prahran Market

コーヒーのレベルをプッシュする、市場に隣接する名店。

マーケットに隣接したコーヒーショップとして2009年にスタート。焙煎機のあるプラーン・マーケットほか、全部で6店舗。豆に匂いがつくからと、キッチンはない。産地の違うコーヒーのカッピングセットなどもある。ミルク系のコーヒーには、すべてエスプレッソのダブル・ショットがこの店のスタイル。

ST.ALi

始まりのカフェは、今もストーリーの中心にある。

オーナーがマーク・ダンドンからサルヴァトーレという人物に代わっても、コーヒーにフォーカスするという思想は変わっていない。専門のバイヤーが世界中を旅しながら豆を探し、自分たちでロースターも所有している。ビクトリア州だけで200軒以上の店にコーヒーを卸している。ラテ4.5豪ドルに対して、フィルターコーヒーは6〜12豪ドル。

SevenSeeds

コーヒー産地の代弁者として、新たな文化を作り続ける。

メルボルンのコーヒーにおける最重要人物である、マーク・ダンドンの店。系列店の〈Brother Baba Budan〉のためのロースターとして始まった。コーヒーはもちろんのこと、食事のメニューも充実し、特にブランチには最適。カッピングの講座を開くなど、コーヒーに関わる啓蒙活動も盛んに行っている(詳細はウェブサイトを)。

Cup of Truth

現代に見事にマッチした、地下街のエスプレッソ・バー。
カップの中に小銭を入れておき、客が勝手にその中から釣り銭を取っていくシステムから、その名がついた。オーナーバリスタのコートニーは高級レストラン〈ビュー・デ・モンド〉のバーで働いた経験を持つ。ワインからコーヒーへと、新しいチャレンジとして2009年に店を開いたという。コーヒー豆は、メルボルンの〈スモールバッチ〉というサプライヤーから。

A coffee

いわば第3世代の旗手として、浅煎りを届けるために。
オーナーロースターである韓国出身のBWは、〈Market Lane Coffee〉で技術を身につけた、いわば第3世代。フレッシュな旬の豆であることを強く意識しているため、ほかのロースターと比べてもさらに浅煎りという。卸売りに力を入れているため、倉庫を改装した白い空間は、カフェというよりショールームとして考えている。

パトリシア・コーヒー・ブリュワーズ

Cnr. Little Bourke St. & Little William St. Melbourne☎なし。7時〜16時。土曜・日曜・祝日休。

マーケット・レーン・コーヒー プラーン・マーケット

Shop 13 Prahran Market 163 Commercial Road(Elizabeth St. entrance)South Yarra 3141☎(61)3・9804・7434。7時〜17時(月・水〜16時、日8時〜17時)。無休。

セント・アリ

12-18 Yarra Pl., South Melbourne☎(61)3・9132・8960。7時〜18時。無休。

セブン・シーズ

114 Berkeley St., Carlton☎(61)3・9347・8664。7時〜17時(日8時〜)。無休。キッチンは、〜15時30分(土・日〜16時)。

カップ・オブ・トゥルース

12 Campbell Arcade, Degraves St. Subway Melbourne☎なし。6時15分〜15時30分(金〜14時45分)。土曜・日曜休。

エーコーヒー

30 Sackville St., Collingwood☎(61)3・9042・8746。7時〜16時(土8時〜)。日曜休。2017年4月にオープン。

photo/
Taro Hirano
text/
Toshiya Muraoka
coordination/
Lee yong Soo
取材協力/
ビクトリア州政府観光局

本記事は雑誌BRUTUS885号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は885号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

No.885
おいしいコーヒーの教科書2019(2019.01.12発行)

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