映画

『2018年ベスト3!』

みんなの映画 by Takashi Homma

No. 884(2018.12.15発行)
危険な読書

『ボヘミアンラプソディ』 のいない偏向年間ベスト3。

ホンマタカシ(以下H) 
まずはノミネートを発表します 清原惟監督『わたしたちの家』、アキ・カウリスマキ監督『希望のかなた』、フレデリック・ワイズマン監督『ニューヨークジャクソンハイツへようこそ』、イルディコー・エニェディ監督『心と体と』、カルラ・シモン監督『悲しみに、こんにちは』 今年も偏ってます
BRUTUS(以下B) 
それは昔からずっとです(笑)。
H 
まず清原監督の『わたしたちの家』は、構成が良かった。次回作に期待したいですね。カウリスマキとワイズマンは安定のホンマ好みということで(笑)。
B 
ホンマ好み(笑)。すごい理由ですね(笑)。
H 
『心と体と』は、あのしゃべらないのがよかったね。説明をギリギリのところで抑えている感じで。そして、『悲しみに、こんにちは』。この邦題タイトルどうかな? と思うけど……。少女から、大人になるギリギリの成長、それもなんかエロティックというより、心のモヤモヤやイライラが説明なしに表現されている。物語映画なのに、ドキュメンタリー性が強くて、奇跡が映ってました。一等賞
B 
わっ 急な発表 おめでとうございます(笑)
H 
こういう映画がヒットしてほしいよね。2位はやっぱり、同点で、カウリスマキ&ワイズマン もう、この2人には、死ぬまでついていきます
B 
すごい(笑)
H 
そして、『わたしたちの家』『心と体と』が同点入賞です パチパチ、パチパチ〜。何にも、ならないけど、応援してます
B 
ベスト3に5作品…… 2018年は良作がひしめき合っていた一年でしたね。
H 
よし 2019年も、どんどん偏っていくじょ〜

『悲しみに、こんにちは』

監督・脚本:カルラ・シモン/製作:バレリー・デルピエール/出演:ライラ・アルティガス、パウラ・ロブレスほか/幼き心が初めて生と死に触れる“特別な夏”を描いた少女映画。2018年7月に全国公開された。

本記事は雑誌BRUTUS884号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は884号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

No.884
危険な読書(2018.12.15発行)

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