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テーマ〈続々・転換点〉

平常心ブラザーズの平常心を失くす日。

No. 883(2018.12.01発行)
Mid-Century in Our Life
宮沢章夫、やついいちろう
宮沢 
『すっぴん!』のゲストに村田兆治が来たんだよ。俺、スクワットさせられた。グローブ持ってきて、「はめろ」って渡されて。「絶対に構えたところに入るから」って投げたボールがスパーン!って。
やつい 
すごい球でした? 痛いですよね、きっと。
宮沢 
5分くらいの力で投げてるからそれほどではないんだけど、いい球だった。しかし感動したね、村田兆治の真っすぐな生き方には。体を鍛えるなら、とにかく器具とか使わないで、走れと。
やつい 
全く同じことを言っているのが、寺門ジモンさん。ジムに行くって言ったら「ダメだあんなものは、走れ」って。石を持てとか、自然なものをとにかく使えって言われました。
宮沢 
マサカリ投法の基本として、体をテコのように使うって言ってた。ボールを投げる右手はゆらゆらと力を抜いて、左手が大事だと。
やつい 
左手を重くして。
宮沢 
そうそう。そうすれば速く投げられると言われたけど、別にピッチャーになろうと思ってないんだよ。大変だよ、スクワットもさせられるし。
やつい 
みんな速く投げたいと思ってるんじゃないですか? 俺を呼ぶってことはそういうことだろうと。
宮沢 
2020年の東京オリンピックは、日本のスポーツ界も大きな転換点になると思うね。大坂なおみさんとか、ケンブリッジ飛鳥さんとか、ハーフの彼らが大活躍する。なぜ、彼女たちを否定するような発言をする人がいるんだ。
やつい 
なんでハーフがダメなんでしょう。
宮沢 
アメリカに行ってみろと言いたい。
やつい 
サッカーのフランス代表を見てみろと。
宮沢 
まったくその通り。
やつい 
この前、キューバに行ってきたんですけど、キューバに行ってこいと言いたいですね。信じられないくらい雑に人種を理解しているから。中国人と韓国人と日本人、まとめて目が小さい民族って覚えてる。
宮沢 
そういう本があって、日本人の写真が並んでいて、そこに韓国人の名前がつけてある。すると、韓国人に見えるんだよ。中に一人だけ、呉智英さんだけ本人が出てるっていう(笑)。
やつい 
おもろい(笑)。
続く

宮沢章夫/遊園地再生事業団主宰。著書に『長くなるのでまたにする。』ほか、多数。

やついいちろう/エレキコミック。エレ片『光光☆コントの人』を2019年2月開催。

写真・編集・文/
村岡俊也

本記事は雑誌BRUTUS883号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は883号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

No.883
Mid-Century in Our Life(2018.12.01発行)

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