新潟〈浜茶屋〉の 「カツ丼(タレカツ丼)」

十中八九同じ!思い出巡りの料理レシピ

No. 881(2018.11.01発行)
札幌の正解

中学入学の時に、親父の転勤で新潟に引っ越した。雪深い田舎で田んぼしかない、というようなイメージで引っ越したが、新潟市内は全くそんなことはなかった。冬は雪は降るが、イメージほどではない。すごい都会かといえば否だが、ちゃんと程良く都会。自転車を少しこげば綺麗な海があり、夏は楽園。潜水し、テトラポッドから飛び込み、キスを釣り……。真っ黒に焼けるまで遊び、〈浜茶屋(=海の家)〉で食べる食事は最高のご馳走。お金がない時はカップ麺、ある時はちゃんとした食事を頼むのだが、「カツ丼(タレカツ丼)」が好きだった。新潟カツ丼は、醤油ベースのほんのり甘いタレにくぐらせただけのシンプルなもの。卵でとじていない。今でも忘れられない青春の味。隠し味は、舌に残った海の塩味。

思い出再現レシピ(2人分)

(1)豚ヒレ250gを1㎝の厚さに切って、ミートハンマーなどで少し薄くし、塩コショウする。(2)小麦粉・溶き卵・細かいパン粉をつけ、揚げて一口カツを作る。(3)3倍濃縮のめんつゆ大さじ2・水大さじ2・みりん小さじ1・砂糖小さじ1を一煮立ちさせ、一口カツをくぐらせ、ご飯にのせて完成。

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くっく・いのうえ。

食関係の資格を6つ所有する最強料理芸人。TV・ラジオのほか、レシピ開発や商品監修も行う。

写真・文/
クック井上。

本記事は雑誌BRUTUS881号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は881号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.881
札幌の正解(2018.11.01発行)

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