金天だるま

みやげもん

No. 880(2018.10.15発行)
洋菓子好き。
金天だるま(両村信恵☎0899・22・3534)。
金色で平らな、特徴的な頭頂部。
共に作られている姫だるま。サイズは6種あり。金天だるまは1サイズのみ製作されている。

金ピカでぺったんこあたまの小さな福の神。

 愛媛県松山市に伝わっている高さ5㎝ほどの小さなだるま「金天だるま」です。頭のてっぺんが金色に塗られていることがその名の由来で、金運などの福を呼んでくれる縁起物として、神棚などに飾られます。
 かつては、家の門前に立って芸などを行った門付が、各家庭の玄関にこのだるまを投げ入れ、「お福が舞い込んだ!」「お宝が転がり込んだ!」などと声をかけて、ご祝儀をもらっていたそうです。
 頭頂部を切り取ったように平らになっているのは、金天だるま特有の造形です。胴模様は、白い部分が太陽、緑の部分は松葉を表しています。
 製作を行うのは5代目となる両村信恵さん。金天だるまから派生した「姫だるま」(写真右下)も製作しており、こちらも愛らしい姿で人気です。もともとは、伊予豆比古命神社の授与品だったものが、一般に広まったもの。神功皇后が道後温泉を訪れた際に応神天皇を身ごもった姿をモチーフにしていると伝えられ、安産や子宝祈願の縁起物として親しまれています。高さ4・5㎝から22㎝まで、サイズも様々に用意されています。

edit/
Shogo Kawabata

本記事は雑誌BRUTUS880号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は880号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

No.880
洋菓子好き。(2018.10.15発行)

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