PONT-NEUF

Coming Soon?? |日本に来て来て、あの店、このサービス!

No. 879(2018.10.01発行)
心を開放する旅、本、音楽。
フリットにつけるソースを手作りしているのは、パリでもこの店だけ。アツアツのポテトに合う6種類の味。
目を引くレトロなネオンサイン。
ミニマルで明るい店内。
付け合わせのハムとフィッシュフライ。5ユーロ〜。
高品質の大きなジャガイモ。
いつもフル回転の6つの揚げ網。
下揚げされたポテトが並ぶ棚。
店自慢のイカ墨入りマヨネーズソース。0.80ユーロ。

フランス初、脇役だったフライドポテトがメインの専門店。

 ファストフードやステーキの付け合わせとして欠かせないフライドポテトフランス人も大好きで、フリットと呼んでいる。そのフリットをメインとし、肉や魚料理を付け合わせとした専門店が話題だ。
 実はフランスでも、フリットは冷凍品も多く、油っぽかったりと、なかなかおいしいものに当たらない。それなら、自分たちで本格的なフリットを作ろうと、1年間の研究ののち誕生したのが、香ばしく、中がホクホクのオリジナルだ。
 ジャガイモはノルマンディー地方の専業農家と直接取引し、毎日、店内で皮むき、洗いからカットまで、すべて手作業で行われている。合成着色料、化学調味料を一切使わず、まずは1分間下揚げしておき、オーダー後に2度揚げして、アツアツのフリットをサーブする。油は、試行錯誤の結果、牛のラードを使用。よりカリカリッと揚がり、味もぐんと良くなるそうだ。
 自家製のソースは、アンダルシア、ベラネーズなどがあり、お勧めは、オリジナルのポン・ノワール。イカ墨入りのマヨネーズで、酸味があり、癖になりそうな味だ。付け合わせは7皿あり、ハムや肉類は老舗の肉屋、オリヴィエ・メッジェから仕入れる。どの皿もフリットと相性が良い質の高いものばかり。
 ただ揚げただけなのに、こんなにおいしく、昔ながらのフリットの味を再現した手腕は見事で、フランス中に広まりそうだ。

この施設の魅力は?

1 主従逆転、フライドポテトがメインに。
2 イカ墨入りのオリジナルソースが旨い!
3 高品質のサイドディッシュも充実。

ポン・ヌフ
Paris
6月半ばにオープン。フリットは2サイズ、3.70ユーロと6.50ユーロ。●5, rue de la Fidélité 75010 Paris☎(33)1・8396・5085。11時45分〜23時(金・土〜24時)。無休。http://www.frite-pontneuf.com/

photo/
Manabu Matsunaga
text/
Takaaki Suzuki
edit/
Kazumi Yamamoto

本記事は雑誌BRUTUS879号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は879号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.879
心を開放する旅、本、音楽。(2018.10.01発行)

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