アート

思い出の地、東京・表参道で特別展を開催。

BRUTUSCOPE

No. 875(2018.08.01発行)
みんなで集まる場所のつくり方。居住空間学 再生編
表参道で披露したパフォーマンスの写真(世界初公開)1988 Photo by ©Akira Kishida
ポスター Fill Your Head with Fun! Start Reading!, 1988
ポスター Keith Haring for Emporium Capwell, 1985
レコード・カバー Duck Rock, Malcolm McLaren,1983(下右)

キース・ヘリング生誕60年記念の特別展。世界初公開画像も。

 1980年アメリカアンディ・ウォーホルやジャン=ミシェル・バスキアらと共にアメリカンアートを盛り上げた人物が、キース・ヘリングだ。彼の活動は、80年にニューヨークの地下鉄構内の広告板に絵を描く、サブウェイ・ドローイングから始まる。シンプルな線と色で描かれたイラストで脚光を浴び、その後90年に亡くなるまで、絵画や彫刻、アニメーション、レコードカバーなど数多くの作品を残した。
 83年に初来日したキース・ヘリングは、88年にオリジナルグッズを販売する〈ポップショップ〉を、ニューヨークの1号店に続き東京青山にオープンさせた。その当時、表参道の歩行者天国ではストリートパフォーマンスが流行しており、キースはここで路上にチョークでドローイングをするパフォーマンスを行った。
 そんな思い出の場所・表参道で、今回キース・ヘリングの生誕60年を記念する特別展が行われる。表参道での路上ドローイングの様子など、秘蔵写真約30点が世界初公開となるほか、生前に制作された作品が70点近くも展示されるという。さらに、〈ポップショップ〉を彷彿とさせるブースでは、世界中から集めたキース・ヘリング・グッズを販売。さらに、著名人たちが自分にとってのキース・ヘリングの精神的遺産を語るコーナーには、ピーター・バラカンや藤原えりみ、いとうせいこうらが寄稿している。多くの人に元気を与え、社会的なメッセージを発信し続けたキース・ヘリングアートでコミュニケーションをとりたいという願望を持っていた彼が、生涯をかけて伝え続けたものを受け取りながら、そのポップな作品を堪能したい。

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Miki Miyahara

本記事は雑誌BRUTUS875号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は875号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.875
みんなで集まる場所のつくり方。居住空間学 再生編(2018.08.01発行)

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