エンターテインメント

大使ですら見逃していた“サウナ本”があった!

BRUTUSCOPE

No. 875(2018.08.01発行)
みんなで集まる場所のつくり方。居住空間学 再生編
『はじめてのサウナ』 サウナの本来の姿、良さ、楽しみ方を、イラストやフィンランド現地での写真を通して伝える。さらっと読めるのに、情報量も十分で端的。文・タナカカツキ、絵・ほりゆりこ、写真・池田晶紀。リトルモア/1,400円。
6月、国際サウナ会議のために訪れたスウェーデンでは、大使として日本のサウナ文化について講演。
本場サウナを体験したり、本を手渡したり。本来サウナは神社や教会のように精神を整える場所なので、漫画を読んだり、宴会したり、宿泊したりする日本の文化に皆、興味津々。

誰にでもそっと手渡せるかわいい入門本で、サウナ好きの輪を広げましょう。

 サウナにハマりすぎて描いた『サ道』から7年。マンガ家にして、日本に2人しかいないサウナ大使の1人(もう1人は長嶋茂雄!)として、その素晴らしさを伝導してきたタナカカツキさん。
「もうサウナはやり切ったかなと思ってたんですけど、ここをやってなかった!」と作ったのが、初心者向けで、絵本のように読めるサウナの本。
「昔は暑くて乾燥しててキツくておじさんのものって印象がありましたけど、今の若い人の最初のサウナ体験って、入って気持ちがいいフィンランド式が多いんですよね。世代的にも先入観のない人が増え、サウナは世界的に盛り上がっています。日本でも女性ファンが増えてきたし、そういう人が誰かを誘う時にもそっと渡せて、カフェでも開けてすぐ読めるライトなものをイメージしました」
 効用や楽しみ方、世界の文化などをイラストや写真をふんだんに使って紹介したカラフルな本は、サウナに入らずとも読んでいて気持ちがいい。大自然で「ととのう」一体感まで感じられるようだ。
「イラストはテントサウナパーティなどの活動もしている、ほりゆりこさんにお願いしました。自分で描くと、どうしてもフザケちゃってね(笑)」
と大使が言うようにオフザケは一切ナシ。そのサウナ愛を日本から世界に伝える意気込みの一冊だ。

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Asuka Ochi

本記事は雑誌BRUTUS875号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は875号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.875
みんなで集まる場所のつくり方。居住空間学 再生編(2018.08.01発行)

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