遊牧民族の美しいシルバー。
アフリカのサハラ砂漠で生きる遊牧民のトゥアレグ族。彼らの伝統工芸品であるシルバージュエリーは、すべて鍛冶職人によるハンドメイド。シルバーに手彫りの模様を施したり、頑丈なエボニーウッド(黒檀)を貴石のようにあしらっている。バングル42,000円、リング各9,000円(トゥアレグ シルバー/スティーブン アラン トーキョー☎03・5428・4747)
爽快な"シャツパン"スタイル。
昨年、マーク・ウェストンをクリエイティブディレクターに迎え、若々しいコレクションを発表した〈ダンヒル〉。今季のキーカラーを纏ったシャツとパンツは、ランウェイではセットアップで登場した注目のピース。モヘアを混紡した光沢感のある素材で、エレガントかつ爽やかな印象に。シャツ78,000円、パンツ93,000円(ダンヒル☎03・4335・1755)
独特のフロントカップに注目。
元BMX全日本チャンピオンの伊東高志が沖縄で手がける〈タブ アンダーウェア〉。写真の下着は、ブナを原料に有害廃棄物を出さない製造工程を経て生産されたモダールレーヨンを使用している。サイドにギャザーを入れた独立型のフロントカップで、汗による不快な蒸れや擦れも気にならない作り。各4,500円(タブ アンダーウェア☎098・953・1605)
しなやかなレザートート。
〈ハイク〉の2018年秋冬コレクションの中で、唯一ユニセックスで展開する〈チャコリ〉とのコラボバッグ。厚さ1.3㎜の一枚革を使い、そのソフトな風合いを生かすためにできる限り縫製を減らしたシンプルな設計に。クロム鞣しを施し、経年変化しにくいのも魅力だ。H32×W46×D18㎝。90,000円(チャコリ×ハイク/ボウルズ☎03・3719・1239)
街にも似合うマリンウェア。
日常の中で長く付き合えるアウトドアウェアを提案している〈ナナミカ〉らしい、レトロな雰囲気のクルーザージャケット。エンジ色のボディに白いステッチがよく映える。このカラーコントラストは、マリンウェアから着想を得ている。素材には、耐久撥水加工を施したポリエステルタフタを使用。32,000円(ナナミカ/ナナミカ 代官山☎03・5728・6550)
アーバンルックな新ライン。
〈グラミチ〉が〈エフシーイー〉のディレクターである山根敏史氏の監修で新ラインを発表。写真のパンツは、定番の“NN-PANTS”をベースにし、撥水、ストレッチ、接触冷感の生地を採用することで穿き心地をよりよくした。共生地のプルオーバーとシャツの展開も。14,800円(グラミチ バイ サトシ ヤマネ/フリークスストア渋谷☎03・6415・7728)
曜日ごとに、ベストな選択を。
〈トゥモローランド〉がイタリアのシャツ専業ブランド〈バグッタ〉と手がけた7枚の白シャツ。テーマは“大人の一週間”。脱力して過ごしたい日曜は開襟シャツ、仕事始めの月曜はワイドカラーシャツといった具合に、曜日ごとの気分でデザインされている。25,000〜34,000円(トゥモローランド×バグッタ/トゥモローランド☎0120・983・522)
たった一人で仕上げまで。
眼鏡デザイナーで、職人でもある土屋潤によるオールハンドメイドのオプティカル。フランスのヴィンテージ眼鏡から着想を得た肉厚でエレガントなブローラインや、柔らかなしなりが掛けやすいテンプルに、曲線の美しいテンプルエンドなど、機械には決して作り出せない佇まいだ。33,000円(トゥエルブホームメイド/コンティニュエ☎03・3792・8978)
140年変わらないニット製法。
鮮やかなカラーリングに定評のある〈ファンニ レマメイヤー〉のニット。軽くてしっとりとしたアンデス地方の良質なアルパカを使い、自社で糸を紡ぎ染色する製法を、創業から約140年続けている。象徴的なマルチストライプのカーディガンは、13色を均等なピッチで配した、まさに職人技。108,000円(ファンニ レマメイヤー/ビショップ☎03・5775・3266)
残暑の秋には雪山を纏う。
〈ランバン〉のフォールコレクションのテーマは“アウトドア”。ショートスリーブのボウリングシャツにはスキーヤーや犬ぞりなどの雪山のモチーフが詰め込まれている。素材には滑らかな落ち感が特徴のビスコースレーヨンを使用。少し冷えてきた秋口は、長袖のTシャツをレイヤードしたい。82,000円(ランバン/ランバン ジャパン☎03・4500・6172)
デニムになって再登場。
過去のコレクションで人気の高かったパンツをデニム素材で再リリース。タイの漁師が穿いていたフィッシャーマンパンツ、いわゆるタイパンツのようにウエストを共地のベルトで縛り、折り返して穿くデザイン。オーバーサイズを〈ロエベ〉らしくモダンに仕上げた一本だ。115,000円(ロエベ/ロエベ ジャパン カスタマーサービス☎03・6215・6116)
これがバッグの新定番に…?
4組のクリエイターが、ブラックナイロンを使ってアイテムを制作。その一人が、天才レム・コールハース。ファッションアイテムを手がけるのは初めてという彼が提案したのは、リュックサックは背負うものという常識を覆す体の前面に下げるバッグだ。H52×W36×D9㎝。417,000円*予定価格(プラダ/プラダ クライアントサービス☎0120・45・1913)
カジュアルに履くコードバン。
〈ストラスブルゴ〉がワイドパンツに似合うシューズを追求し、オリジナルのホールカットスリッポンシューズを製作。トウが丸く、ボリュームのあるシルエットが特徴的で、日本のタンナーが仕上げた艶のあるコードバンが自慢だ。グッドイヤーウェルトに加え、ウェルト部分にはストームウェルトを採用。96,000円(ストラスブルゴ☎0120・383・563)
風に揺れる上品なシャツ。
〈エーアイイー〉の人気アイテム、ペインターシャツ。全体的にルーズフィットながら、胸元から背面にかけて施されたギャザーが上品なAラインを演出。今季は〈ビューティ&ユース〉の別注で、イタリアのデッドストック生地をたっぷりと使用し、クラシカルな一着に。31,000円(エーアイイー/ビューティ&ユース 渋谷公園通り店☎03・5428・1893)
今年は映画界の巨匠とコラボ!
2年前から〈エストネーション〉が取り組む、写真家や映像作家とのフォトTシリーズ。今回は、映画監督のジム・ジャームッシュとコラボレーション。『パーマネント・バケーション』『ブロークン・フラワーズ』などの名シーンをグラフィカルにプリントした。各6,900円(ジム ジャームッシュ×エストネーション/エストネーション☎03・5159・7800)
組み合わせで遊ぶバッグ。
今季のショーでも話題となったミニポーチは写真のように連結して使用できるアイテム。黒ナイロンのほか、レザー素材なども展開されているので、異素材の組み合わせで楽しめる。右H17×W21×D5㎝ 100,000円、左H16×W10.5×D3.8㎝ 69,000円、ストラップ54,000円(ディオール オム/クリスチャン ディオール☎0120・02・1947)
ストライプをさんざん重ね着。
幅の違うストライプを用いたニットポロシャツとニットタンクトップは、フロント右下にブランドのシンボルマークである“BEE”の刺繍入り。今シーズンは、あえて同素材のタートルニットの上にポロシャツ、タンクトップの順で重ね着した大胆なスタイリングを提案している。右92,000円、左71,000円(ディオール オム/クリスチャン ディオール)
レザーシューズに個性的な柄。
トライバル柄は今季のモチーフの一つ。それをダービーシューズのアッパーにエンボス加工で表現したレザーシューズがリリース。ラストは細身だが、外にせり出したコバと存在感のあるラバーソールが絶妙なバランスだ。シューレースにまで、トライバル柄をプリントする凝りよう。125,000円(ディオール オム/クリスチャン ディオール)
- photo/
- Nagahide Takano
- text/
- Chizuru Oba, Keiichiro Miyata
- edit/
- Shigeo Kanno
- styling/
- Chizuru Oba, Keiichiro Miyata
本記事は雑誌BRUTUS875号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は875号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。