その他

村岡権蔵/傷物時計オタク

きたれ変態さん!

No. 873(2018.07.02発行)
福岡の正解
この時計はフェイスにヒビが。「傷が大きいほど色々と妄想が膨らむよね?」

 シャイな村岡さんは、ちょっと変わった時計オタク。時計好きは数多く世の中にいるけれど、彼は“傷物”のみを蒐集。その数ざっと200本(そのほとんどがアナログ盤)。もともと時計ではなく、壺など骨董品をコレクションしていたのだが、値段が天井知らずなのと、物そのものではなく裏側にあるストーリーが好きなことに気づき、蒐集対象を時計にシフト。友人を訪ねて壊れた時計を譲ってもらったり、昔から懇意にしている骨董品店やリサイクルショップなどにちょくちょく赴き、お目当てのものを探し当てるのが日課だ。「友人からもらうものは話を聞くけど、お店で買ったものは背景がわからないから、前にどんな人が使ってて、どうしてこんな傷がついたんだろうって妄想しているよ」とのこと。ただ奥様は「亡くなったあとに売れない」との理由から、この趣味を共感してもらえないんだとか……。

取材・文・写真/井上 俊

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井上 峻
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井上 峻

本記事は雑誌BRUTUS873号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は873号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.873
福岡の正解(2018.07.02発行)

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