生活・スポーツ雑貨・プロダクトアウトドア

マンションの一室にあるハイカーならではのUL空間。

暮らしにアウトドアを。

No. 871(2018.06.01発行)
CAMPとHIKE 頼れる道具
現地のピンズを訪れた山系がわかるように貼り付けているのもこだわり。
家の収納スペースが少ないのですべてのギアは見せるように配置。作り手が見えるものが好きで、ラックには知人のガレージブランドのものが多い。
仕事を通して知り合ったインテリアコーディネーターの妻も、共通の趣味であることから、家でもアウトドアでも共にULギアを楽しんでいる。
夫婦で自作のテントを持って10日間かけて歩いたジョン・ミューア・トレイル。そのときの通行許可書を額装してダイニングに飾った。ほかにも過去に仲間と登った写真などをいつでも目に留まる場所にレイアウト。
着古した服も、ミシンを駆使してクッションカバーに。素材や色はもちろん、デザイン的にもギミックが効いている。真似したくなるアイデアだ。
このミシンでテントなどを自作。UL界隈では馴染みのMYOG(メイクユアオウンギア)の精神に倣うところも多い。

マンションの一室にあるハイカーならではのUL空間。

 休日になると、極限まで軽量化した道具を使ってハイクするUL(ウルトラライト)スタイルに注力する玉沖一成さん夫妻。
「買ったULギアはほとんど家でも使っています。コッヘルで調理したり、自作のガスストーブでお湯を沸かしてコーヒーを飲んだり。家の中でもトレイルを感じていたいという気持ちが強いです。ですが、何よりの理由は、普段から家でこれらを使っていると実際にフィールドに出たときに迷わないし失敗しないから。火を使う際の燃料配分や、調理時間なども見えるので実践に役立っていると思います。キャンパーの人って家の庭とかで、子供とグリルで調理したりすると思いますが、それと似たようなものかもしれませんね」
 見えるように丁寧に陳列されたアウトドアグッズも趣味のハイクに重きを置いた着想から。しかも、その収納棚のすべてが自らの手で作っているというから驚きだ。
「昔はグッズをいろんなところに収納していました。でも準備するときにどこにしまったかわからなくなったり、荷造りに時間がかかったりするんですよ。だから棚を自作してすべて見えるようにレイアウトしたんです。もちろんアウトドアのギアって寝袋でもダウンジャケットでも、絵になるものが多いからこそのやり方かもしれませんね。もの作りはもともと好きなんですが、最近は自分たちで使いたいものをデザインし、アルコールストーブやテントなども使っています」

photo/
Keisuke Fukamizu
text/
Tropical Matsumura

本記事は雑誌BRUTUS871号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は871号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

No.871
CAMPとHIKE 頼れる道具(2018.06.01発行)

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