無用真味

Coming Soon?? |日本に来て来て、あの店、このサービス!

No. 863(2018.02.01発行)
山下達郎のBrutus Songbook
買いたい食品を竹籠に入れてレジへ運ぶ仕組み。プラスチックでなく手編みの竹籠、なのが馬可のこだわりの表れ。
内装は馬可自身による。
ショウガ茶35元。カフェでも味わえる。
プーアル茶49元。
伝統製法の石鹸59元~。
咳止め効果もある梨のシロップ69元。
もち米で造る「米酒」98元。
唐辛子15元。
黒酢40元。
2階のカフ ェ。伝統飲料やナッツが味わえる。

中国の気鋭デザイナー・ 馬可が厳選した伝統食品の セレクトショップ。

国土は日本の約26倍! という広大な中国。地方から美味をお取り寄せ、と思っても選択肢が多すぎ途方に暮れてしまう。そんな都会の消費者に人気を博しているのが著名ファッションデザイナー、馬可が始めたショップ〈無用真味〉。扱うのは米、豆といった雑穀から調味料中国茶にナッツなどおやつ系まで。1カテゴリーほぼ1点という厳選主義で、農村で作られる良質の伝統食品、約160点が店頭に並ぶ。
 実は馬可と農村とのつながりは深い。2008年にはパリ・オートクチュールコレクションに中国のデザイナーとして初参加、13年には習近平夫人、彭麗媛の公務服のデザイナーに就任、といかにもセレブな肩書を持つが、商業主義に踊るファッション界に疑問を抱き、創作を休止して中国の農村部をしていた時期もある。その後、14年には手織り、手染め、手縫いの服のブランド〈無用〉を立ち上げる。設立の目的の一つが「中国伝統の手仕事の保存」であり、〈無用真味〉はフード領域でもその志を展開する試みだ。
 僻地の農村を回り、良質の手仕事のリサーチを続ける馬可のチームだけに食品領域でも発見力は抜群! 馬可が日々愛用している食品も多く、農村通の彼女が自分の代わりに「お取り寄せ」してくれたような店でもある。扱うものを試したい、という海外からの声も多く、NY出店も計画中という。

この施設の魅力は?

1 中国の良質な伝統食品の厳選セレクト。
2 著名デザイナー・馬可のセンスに触れる。
3 2階のカフェでは伝統的な飲料も楽しめる。

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ウ・ヨン・
ジェン・ウェイ

印刷工場の跡地がクリエイティブパークとなった〈77文創園〉内にある。周囲は北京のレトロな旧市街。●東城区美術館后街77号1−101☎(86)10・5753・8289。10時~19時。旧正月期間を除き無休。

photo/
Greg Mei
text/
Junko Haraguchi
edit/
Kazumi Yamamoto

本記事は雑誌BRUTUS863号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は863号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.863
山下達郎のBrutus Songbook(2018.02.01発行)

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