ライフスタイル

八橋人形

みやげもん

No. 860(2017.12.01発行)
日本一の「手みやげ」はこれだ!
八橋人形は2014年に最後の職人さんが亡くなり、伝承会が引き継いでいる。古調豆天神5,000円(八橋人形伝承の会☎090・5184・7364)。
戌。各1,000円。
鳩6,000円。

天明年間からの歴史を持つ古調の天神人形。

 秋田県秋田市の八橋地区に伝わる八橋人形は、約240年前の天明年間から作られている歴史ある郷土玩具。もともとは、京都の伏見人形の人形師が移り住み、窯を開いて陶器や人形を焼いたのが始まりといわれています。その後、すぐに人形師は病気で亡くなってしまい、人形製作は途絶えてしまいますが、その50年後の天保・弘化年間に、和助という者が窯跡から型や破損した人形などを掘り起こし、これを参考に新たな型を作り人形の製作を始めます。この和助の型が現在の八橋人形の原型となっています。
 地元では、男子が生まれると天神人形を買い求める風習があり、人形を焼く窯元も10軒以上軒を連ねていました。伏見人形からの作品に加え、雪国である秋田の風土を反映したモチーフなども加わり、多い時は500種ほどの人形があったそうです。
 今様の八橋人形は、金銀や鮮やかな色使いの華やかな人形ですが、江戸から明治期に作られていた古八橋人形は金銀を使わず、白、黒、朱、緑青、黄、群青の6色のみで塗り分けられる素朴な佇まいが特徴。現在はこの両様式が作られています。

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edit/
Shogo Kawabata

本記事は雑誌BRUTUS860号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は860号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.860
日本一の「手みやげ」はこれだ!(2017.12.01発行)

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