アート

Stop Action(2015)|ウィリアム・ウェグマン

チンキビジュツ〜世にもおかしなアートの世界〜

No. 860(2017.12.01発行)
日本一の「手みやげ」はこれだ!
©William Wegman

 1943年、アメリカ生まれのウェグマン。もとは絵描きとしてその名を知られるようになったアーティストですが、70年代から自身が飼っていた犬を被写体に写真作品を発表するように。ずっと撮り続け、そして代々飼い続けているのが、この作品にも写るワイマラナーという犬種。グレーの毛並みと瞳が美しい狩猟犬で、日本でも時々見かけますよね。ウェグマンが作品に起用したことで、西洋では広くポップカルチャーのアイコン的な存在になりました。「家に飾りたい!」という犬好きなファンが作品を購入することも多く、否定的な(一部の)アート界の方々もいるようですが、本人はなんのその、現在もそのスタイルを変えることはありません。それにしても、犬というのは独特な存在感があります。特に大型犬って、一緒に暮らした経験のある人にはわかると思うけれど、「よぅ、バディ」と呼びたくなるような頼り甲斐のある風体なんです。この作品の何がいいかって、自分の家の犬を改めて褒めたくなるところですかね。やっぱり。

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中村志保

本記事は雑誌BRUTUS860号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は860号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.860
日本一の「手みやげ」はこれだ!(2017.12.01発行)

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