「線路は続くのどこまでよ」

戌井昭人『沓が行く。』

No. 860(2017.12.01発行)
日本一の「手みやげ」はこれだ!

 鉄の棒が2本、石の上で、まっすぐビシって並んで、どこまでも続いてるんだ。まっすぐビシっとだよ、すごいよね。たまにカーブがあるけれど、そのときも、ビシって並んでいるんだ。そんでもって、 この鉄の棒の上には、電気の通った線がはわせてあるんだ。電気がビリビリの線だから、触ったら大変なんですよ。そんでもって、この鉄の棒と電気の線の間を、何トンもある、四角い鉄の塊がガタゴト進んでいくわけなのさ、もう、わけわかんないよね。

いぬい・あきと/〈鉄割アルバトロスケット〉主宰。野間文芸新人賞受賞。著書に『ゼンマイ』(集英社)など、多数。

edit/
村岡俊也

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No.860
日本一の「手みやげ」はこれだ!(2017.12.01発行)

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