東京

Bar Rocaille

これから20年付き合いたい、新時代のバーとバーテンダー。

No. 854(2017.09.01発行)
20年通えるバー。
シガーと一緒に味わいたい「ダイキリ」。店内ではシガーも15種ほど取り扱っている。

昼酒にも対応する都心の隠れ家。使い方もゲスト次第。

ファイヤー通りに面したビルの6階に、14時開店のバーがある。一面ガラス張りの開放的な店内で、昼酒を傾ける至福のひととき。ここは渋谷〈バー・アドニス〉の姉妹店。ホワイトグレーを基調とした内装と、ベージュ色の大理石カウンターが都心のハイダウェイを思わせる。出迎えてくれるのは板橋広通さん。遅咲きの28歳でバーテンダーを志し、アドニスに入店。鈴木健司氏の薫陶を受け、2015年には新店を任されるほどに。「修業時代は、コンペでシェイカーをなぎ倒すような落ちこぼれでした」と笑うが、その気安さがまた魅力だ。
 ここで味わいたいのは、ベジタブルカクテル。ミョウガやパプリカといった季節の野菜をスタンダードカクテルと融合させた一杯で、野菜の酸味や苦味、辛味、甘味がアクセントになっている。オーセンティックに軸足を置きつつも、客を楽しませる変化球を隠し持つ店だけに使い方も自由だ。ショッピングの合間に、待ち合わせに、シガーを吸いに、そして一日を締めくくる一杯を飲みに。思い思いの時を過ごしたい。

バー ロカイユ/東京都渋谷区神南1−3−3 SUNFOREST 601☎03・6452・5606。14時〜23時30分。木曜休。チャージなし、サービス料10%。ウイスキー1,200円〜、カクテル1,200円〜。アイラモルトやラムに力を入れている。スタンダードカクテルも充実。

photo/
Shin-ichi Yokoyama
text/
Kei Sasaki,Hikari Torisawa,Ai Sakamoto

本記事は雑誌BRUTUS854号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は854号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

No.854
20年通えるバー。(2017.09.01発行)

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