〈末ぜん〉の「さば塩焼定食」

自分史上最多ごはん

No. 852(2017.08.01発行)
とんかつ好き。
「定食につくおろしを、もっと大胆に喰らいたい欲望か、ほんの午後の贅沢か」。シラスおろしも一緒に、が遠山流。900円(税込み)。(☎03・3461・8234)

「永遠に食べ続けたい!」 と、四半世紀愛する最多ごはん。

 25年前に今の家に引っ越し、住まいから徒歩1分に位置する〈末ぜん〉。街の定食屋さんだが、代官山の、いや東京の良心である。そしてこのさば塩焼は誰もが唸る逸品。さばみそ煮もカキフライも旨いが、どうしてもさば塩焼にいく。会社から徒歩1分30秒の時代も6年間あり、延べ何切れいただいたかちょっとわからない。
 ある時、親知らずを複数本抜くこととなった。施術の前、昼食に何を食べるべきか最後の晩餐のように随分慎重に悩んだが、さば塩焼になった。きっと失敗したくない、後悔したくない思いが〈末ぜん〉の暖簾をくぐらせたのだろう。

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遠山正道・株式会社スマイルズ代表取締役社長。〈Soup Stock Tokyo〉ほか、常に新しい感性の業態を提案。最新店は海苔弁専門店〈刷毛じょうゆ 海苔弁山登り〉。

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取材・文/小石原はるか

本記事は雑誌BRUTUS852号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は852号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.852
とんかつ好き。(2017.08.01発行)

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