渋谷 呑み処〈細雪(ささめゆき)〉の「肉豆腐」

十中八九同じ!思い出巡りの料理レシピ

No. 851(2017.07.15発行)
台湾で見る、買う、食べる、101のこと。
写真・文/クック井上。

 今年の3月31日、昭和な大人しか辿り着かない老舗居酒屋が、約50年灯した赤提灯の明かりを消した。渋谷・呑み処〈細雪〉。お世辞にも綺麗とは言い難い店内、お客をお客として扱わない接客。“本当に平成29年の渋谷かよ!”とつっこまざるを得ないお店だったが、逆にそれが心地いいと感じる昭和の大人たちで、いつも満席。どの肴を頼んでも“絶品”とは少し違う、圧倒的昭和の味。その中に、常連がほぼ100%の確率で頼むメニューがあった。大将の人柄をそのまま表したような、あっさりした味つけと飾らない盛り付けが◎な「肉豆腐」。これにホッピーセットがあればそれだけで訪れる幸せ。奥や裏など色々あるけれど、平成39年までに完成するといわれる新渋谷。しかし、“真”
かつ“深”渋谷はここだったと思う!

思い出再現レシピ(2人分)

①絹ごし2丁・タマネギ100g・豚肉こま切れ100g・水400㏄・料理酒100㏄・醤油大さじ2・みりん大さじ2・砂糖小さじ1を鍋に入れ沸騰させる。②沸騰したらアクを取り、中火にして煮込む。③味見をして、少し薄味というところで火を止めて皿に盛り、お好みで七味をかけ完成。

くっく・いのうえ。/食関係の資格を6つ所有する最強料理芸人。TV・ラジオのほか、レシピ開発や商品監修も行う。

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クック井上。
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クック井上。

本記事は雑誌BRUTUS851号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は851号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.851
台湾で見る、買う、食べる、101のこと。(2017.07.15発行)

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