その気になればスーパーカーを追い回せる⁉ 異色のインポートカー。
ご存じでしょうか、インドの乗用車販売台数は日本の2倍以上! 既に立派な自動車大国のインドから、今回輸入されるのがバレーノです。スズキは1983年から現地での生産を行っていますが、国内導入は初の試み。ただ、デザインをはじめ開発そのものは日本で行い、欧州で徹底的に走り込んできた意欲作です。導入されるモデルは1.0ℓ直噴ターボ(XT)と1.2ℓ(XG)の2本立て。驚くのは1.0ℓ直噴ターボの方です。その気になれば峠でイタリア製スーパーカーやドイツ製スポーツカーを追い回せる実力を備えています。おとなしい見た目に3気筒、しかも排気量はたったの996㏄ですが本当の話です。一方で、ゆっくり走るのも得意。1.0ℓ直噴ターボが20㎞/ℓ、1.2ℓでは24.6㎞/ℓとなかなかの省燃費。数ある輸入車の中でも、見た目とのギャップは過去最高クラスの一台です。
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スズキ バレーノ
車名は、イタリア語で稲妻を指す言葉。小排気量ながらスポーツカーに肉薄する実力を内包。XGはエコカー減税対象車。税込み1,414,800円~(スズキ☎0120・402・253 http://www.suzuki.co.jp/)。
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- Chikashi Kasai
- text/
- Kohei Kawakami
本記事は雑誌BRUTUS825号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は825号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。