ライフスタイル

現代の民藝と食べることが中心にある家。

No. 823(2016.05.02発行)
居住空間学2016
テラスハウス2階のリビング。窓が大きく、吹き抜けが空間に伸びやかな印象を与え、狭さを感じさせない。壁は構造用のラワン合板。日に焼けていい色に。備え付けのはしごで上る先には、3畳のロフトがある。
食器の多さに圧倒される2階のキッチン。通常はダイニングテーブルが置かれるであろう場所に、業務用のステンレス台を設置。市場で買ってきた魚をここで捌く。器の産地は様々だが、比較的沖縄のものが多い。
仕事場にしている約3畳のロフト。壁に付けた籠は中国貴州省の竹籠で、3年ほど前に現地を訪れ、魅了された。飾り棚は以前の住人が付けたもの。最上段にお気に入りが並ぶ。
ロフトの手すりに掛けているのは、中国・苗族の藍染め布。店でも取り扱っているが、買い付け等で出会ったときに一目惚れし、手放せなくなってしまったものが、家で使われる。
リビングの一角。細長い本棚は妻の友人から譲り受けたもの。木のサルのお面はアフリカ・マリのドゴン族のもの。「今年は申年なので」。青い大瓶は1970年代の琉球ガラス。
吊り戸棚の扉を外してオープンラックにするなど、備え付けの古いシステムキッチンを使いやすくカスタマイズ。大皿を留める細い桟は奥村さん自身で付けた。
ロフトの仕事場からリビングを見下ろす。テーブルは日本の古い工作台で、万力が付いていた跡が残る。椅子はアーコールのヴィンテージ。赤い床敷はイランのウールガベ。
2階のリビング横にある円形のサンルーム。春先まではここで食事したり、読書したり。「雨の日の洗濯物干しもできるし、案外多目的に使っています」。階下はストレージ。

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奥村 忍みんげい 
おくむら店主

千葉県船橋市

1980年千葉県生まれ。大学卒業後、商社で貿易業務、メーカー勤務を経て、2010年ウェブショップ「みんげい おくむら」をオープン。もともと旅好きで、国内外の産地を訪ねること、各地の食事が何よりの楽しみ。世界各地から今の生活に合った手仕事を探し、提案している。

photo/
aro Hirano
text/
Tami Okano

本記事は雑誌BRUTUS823号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は823号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.823
居住空間学2016(2016.05.02発行)

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