新しいジープの姿。伝統は継承しつつも現代的にアレンジ。
ジープといえば荒野を駆け抜ける武骨でタフなイメージです。オリジナルの持つスタイルを継承しつつ、より現代的なアレンジで上陸したのがレネゲード。たとえファンでなくても親しみを覚える7本スリットに丸目のヘッドライトという伝統の組み合わせは、その存在感を十分発揮しています。また、長年培った4WDだけでなく前輪駆動のFFや、それに組み合わされる小排気量(1.4ℓ)の直列4気筒ターボエンジンを選べる点も驚きです。ただ、1940年代に発表されたご先祖も4気筒ですから、この点においては初代を受け継いでいるともいえます。もちろん中身は前述の通り一新されており今日的。燃費(FF車は15.5㎞/ℓ)も含め日本でも十分通用する機能と快適性を備えています。その気になれば悪路へも気兼ねなく行けますし、個性派にとっては面白い存在の登場ではないでしょうか。
Today's Photographer

ジープ レネゲード
1941年から続くジープ伝統の格子グリルと丸目のライトを現代風にアレンジ。4WDのほか、前輪駆動のFFを設定。税込み2,970,000円〜(FCA Japan☎0120・712・812 http://www.jeep-japan.com/)。
- photo/
- Taro Hirano
- text/
- Kohei Kawakami
本記事は雑誌BRUTUS813号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は813号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。