生活・スポーツ

CITROËN DS4

クルマのある風景

No. 803(2015.06.15発行)
ブルータスの『日曜美術館』。
撮影/笠井爾示

万人が乗れるクロスオーバーSUVながら、シトロエンらしさは健在。

 浮遊感のある乗り心地から宇宙船と評されたDS(1955〜75年)をはじめ、マセラティのエンジンを搭載したSM(1970〜75年)など、ユニークなクルマ作りで知られるシトロエン。その独創性は一方でアクの強さでもあるのですが、これまで多くのファンを魅了してきたのも事実。今回のDS4も間違いなく、その系譜の上に存在しています。カテゴリーとしてはクロスオーバーSUVですが、見た目は郊外よりも都市部にフィットするスタイルを備えています。フロントウィンドウも大きく頭上に迫る勢いで、明らかにほかとは異なります。また、腕時計のベルトを連想させるクラブレザーシートは“らしさ”を最大限主張している部分です。一方で、操作性や快適性の面では万人に向けて扱いやすく作られています。この点が過去作との最大の違いといえるかもしれません。

広々とした視界が広がる室内。現行モデルでは写真の6速ATのほか、6速MTも選べる。

ハバナと称されるクラブレザーシートはオプション装備。見た目だけでなく、腰のマッサージ機能付き。

Today's Photographer

Chikashi Kasai / 笠井爾示

1970年生まれ。多摩美術大学卒業後、ファッション誌をはじめ、CDジャケット、アイドル写真集など幅広く活躍。実父、舞踏家の笠井叡との共作『danse double』(フォトプラネット)ほか、『TOKYO DANCE』(新潮社)、『KARTE』(Noyuk)などを発表。最新刊として市川紗椰さんの写真集『夜が明けたら』が発売中。
「大きなフロントウィンドウも目を引きますが、後ろ姿が個性的ですよね。ほかにはないスタイリングだと思います。ロケ場所は、僕が学生時代に縁があった人が住んでいた世田谷区の粕谷です」

シトロエン DS4

国際自動車フェスティバル(2010年)にて、「最も美しいクルマ」として選出。税込み3,200,000円~(シトロエンコール☎0120・55・
4106 http://www.citroen.jp/)。

photo/
Chikashi Kasai
text/
Kohei Kawakami

本記事は雑誌BRUTUS803号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は803号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

No.803
ブルータスの『日曜美術館』。(2015.06.15発行)

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