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猫面

みやげもん

No. 795(2015.02.16発行)
次は誰? 明日を切り開く人物カタログ。
手漉き和紙を張り合わせ、一つ一つ手作業で作られている復元の猫面。この猫面の木型はあの名工、左甚五郎の作であったと伝えられている。猫面(大)2,500円(早津ギャラリー☎025・792・1451)。

化け猫伝説から生まれた、浦佐の猫面。

 豪雪地帯として知られる南魚沼市浦佐。まだ一面雪景色の3月3日、普光寺毘沙門堂では『裸押し合い祭り』が開かれ、大勢の男性が上半身裸でもみ合います。今回ご紹介する「猫面」はこの普光寺に伝わる化け猫伝説に由来する玩具です。
 その昔、毘沙門堂で按摩師がお坊さんの体をもんでいると、いつもの体つきと違うことに気がつき、思わず手を止めます。すると、お坊さんは巨大な化け猫となり、「俺は裏山の化け猫だ。口外いたせば、お前を食い殺すぞ!」と脅しました。按摩師は急ぎ村に知らせ、総出で山狩りしましたが、化け猫は見つかりません。仕方なく毘沙門堂へ戻り、押し合いながら気勢を上げていると、梁に潜んでいた化け猫が勢いにのまれて落ちてしまい、村人に踏みつぶされた、という言い伝えがあります。
 この逸話から『裸押し合い祭り』が生まれました。祭りの日には、門前でこの化け猫を模した猫面が、魔除けの御守りとして売られたそうです。現在、普光寺では猫面は販売されていませんが、地元の画家である早津剛が古い猫面を発見し、復元品を製作しています。

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Shogo Kawabata

本記事は雑誌BRUTUS795号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は795号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.795
次は誰? 明日を切り開く人物カタログ。(2015.02.16発行)

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