生活・スポーツ

Maserati Ghibli

クルマのある風景

No. 790(2014.11.15発行)
進撃の巨人
撮影/笠井爾示

創業100周年。節目の一台は、風の名を持つ初のミドルセダン。

 ブランド創業から100年となるマセラティ。その節目に同社が用意したのは、風の名を持つ初のミドルセダンでした。特徴は9.6ℓ/100㎞という環境に配慮した燃費と、330馬力を誇るパワフルさです。お世辞にもエコとはいえませんが、ブランドの性格を考えれば十分立派です。そもそもマセラティフェラーリと並び称されるレースシーンの名門であり、環境性能や実用性とは無縁の存在なのです。それでも、世間に歩み寄ったのは壮大なる販売目標(ブランド全体で5万台)があるからです。こう聞くと、しらける一部のファンもいるかもしれません。ただ、らしさの方も忘れてはいません。伝統のナツメ形のアナログ時計をはじめ、マセラティ・サウンド・タンクが奏でる排気音、ブレンボ製のブレーキキャリパーなどなど。ある意味、毎日付き合える初のマセラティかもしれません。

ダッシュ中央には伝統のナツメ形のアナログ時計をレイアウト。トランスミッションは8速ATを採用する。

インテリアは写真のロッソトロフェオのほか、全6色の高級レザーを選択できる。

Today's Photographer

Chikashi Kasai / 笠井爾示

1970年生まれ。多摩美術大学卒業後、ファッション誌をはじめCDジャケット、アイドル写真集など幅広く活躍。実父、舞踏家の笠井叡との共作『danse double』(フォトプラネット)ほか、『TOKYODANCE』(新潮社)、『KARTE』(Noyuk)などを発表。最新刊として真木よう子さんの写真集MUSCOVITE』(光文社)が発売中。
「継続することはファンにはありがたいこと。聞けばマセラティは100周年なんですね。僕は使い続けてきたフィルムが生産中止になってしまって…。いつまでもあり続けてほしい、その想いです」

マセラティ ギブリ

同ブランド初のミドルクラスサルーンとして登場。4WDモデルをはじめ、全3グレードを展開する。税込み8,340,000円〜(マセラティジャパン☎0120・965・120 http://www.maserati.co.jp/)。

photo/
Chikashi Kasai
text/
Kohei Kawakami

本記事は雑誌BRUTUS790号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は790号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

No.790
進撃の巨人(2014.11.15発行)

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