映画アウトドア

パタゴニアの名峰「セロトーレ」に素手で挑む。

BRUTUSCOPE

No. 785(2014.09.01発行)
強い酒、考える酒
撮影協力/B-PUMP TOKYO 秋葉原店

若き天才クライマーのデビッド・ラマが語る、登頂までの道のり。

世界のクライマーたちを魅了する、パタゴニアの鋭峰「セロトーレ」。3102mの花崗岩からなる山は、まるでナイフの刃というか、鉛筆の先というか。とにかくズバッと空に突き刺さるように鋭く聳え立つ。しかも、常に気候のコンディションは最悪。晴れていて雲が遠くの方に見えていたとしても、15分後には風速130㎞/hの強風に見舞われるという。そんな難攻不落の山、セロトーレの登頂に挑んだのは、史上最年少でクライミングワールドカップ総合優勝を果たした天才デビッド・ラマだ。彼は、世界初となる命綱と素手だけで登る「フリークライミング」での登頂を宣言した。
 映画『クライマーパタゴニアの彼方へ』は、デビッド・ラマによるセロトーレの登頂を3年にわたって追い続けたドキュメンタリー作品である。なぜセロトーレに惹かれたのか、なぜフリースタイルで登らなければならなかったのか、そして、何が登頂を成功に導いたのかを伺った。

クライマーパタゴニアの彼方へ』
監督:トーマス・ディルンホーファー/出演:デビッド・ラマ、ペーター・オルトナー、トーニ・ポーンホルツァー、ジム・ブリッドウェル/2013年/若き天才クライマー、デビッド・ラマによる3年にわたるセロトーレ登頂に完全密着したドキュメンタリー作品。新宿ピカデリーほかで全国公開中。http://climber-movie.jp/ ©2013 Red Bull Media House GmbH

David Lama

デビッド・ラマ/1990年生まれ。オーストリア人の母とネパール人シェルパ族の父を両親に持つ。幼い頃にクライミングの才能を開花させ、2005年には最年少でクライミング世界チャンピオンの座を獲得した。11年に競技から引退し、登山家として活動する。

photo/
Gentaro Ishizuka
text/
Keiko Kamijo

本記事は雑誌BRUTUS785号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は785号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.785
強い酒、考える酒(2014.09.01発行)

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