〈帝国ホテル パークサイドダイナー〉の「1ドル銀貨パンケーキ」

自分史上最多ごはん

No. 784(2014.08.16発行)
松浦弥太郎の男の一流品カタログ
1ドル銀貨を模してミニサイズに焼いたパンケーキは、ロングセラーメニュー。ホイップバターとシロップがつく。1,250円(税込)。(☎03・3539・8046)

人気のお菓子研究家を育んだ 思い出深き甘い味。

 子供の頃、家族でお茶をする時には帝国ホテルを訪れることが多く、当時「この小さなパンケーキは、小さな私のために特別に小さく焼いてくれているのだ!」と信じていたものでした。少し塩気のあるホイップバターを一枚一枚にべったりと塗り、メープルシロップを吸わせて、ちまちまいただきます。このパンケーキは、メープルシロップとバターのハーモニーを楽しむための理想型なのです。かつて一緒に行っていた歌舞伎好きの祖母も叔母も他界してしまいましたが、ここでパンケーキを食べ、コーヒーを飲むととても落ち着いてのんびりできるんです。

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若山曜子
お菓子・料理研究家。大学卒業後、パリで仏国家資格を取得。帰国後、各種メディアで活躍中。最新刊は『作りおきできるフレンチデリ』(河出書房新社)。

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取材・文/小石原はるか

本記事は雑誌BRUTUS784号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は784号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.784
松浦弥太郎の男の一流品カタログ(2014.08.16発行)

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