ファッション

オーダーメイド、それはあなたのための服。

手から手へ。ホームスパンをつなぐ旅。

No. 784(2014.08.16発行)
松浦弥太郎の男の一流品カタログ
〈蟻川工房〉の手を離れること約2ヵ月、横浜の〈テーラーグランド〉で一着のジャケットが仕上がる。体にぴたりと寄り添う、世界にたった一着のジャケットだ。着心地はとても晴れやか。
採寸して作った型紙に合わせてチャコで印を付ける。柔らかなホームスパンの生地だからこそ、一つ一つ丁寧に。
うっとりするくらい、硬派に使い込まれた裁ちバサミ。ホームスパンをリズムよくカットする。
代表の長谷井孝紀さん。いつもビシッとしている。
ふかふかのホームスパン。
映画作品の写真集や古いレコードを話のネタに、盛り上がる2人。「『ゴッドファーザー』は特に2の着こなしがいいんですよ」(長谷井さん)。
初回の採寸時の風景。長谷井さんはインチ表記のメジャーを使う。1/8インチで約3ミリ。その方が程よい値が出せるという。
後日、慎重に少しずつハサミを入れていく。
すっすっと迷いなく縫い付けていく。
仮縫いの期日まで間もなく、ホームスパンがようやくジャケットの形に。あとは腕を付けるのみ。
仮縫いのチェックのため、初めて試着をする瞬間。この日は〈フライ〉のシャツ、〈マリネッラ〉のセッテピエゲという出で立ち。こういうスタイルで着るだろうという服装で来るようにと、長谷井さんからのお願いがあった。
これが松浦モデル。「着れば着るほどよくなりますよ。こういう生地は」(長谷井さん)
仮縫いの確認でさらにウエスト、アームを詰めることになった。弾力のある生地だからこそ可能。

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テーラーグランド

代表の長谷井孝紀さんと小田泰広さんによるオーダー専門のテーラー。スーツはツーピース18万円〜、スリーピースは23万8000円〜(スタンダードクラス/料金は使用する素材などによる)。生地を持ち込む場合は別途相談のこと。●神奈川横浜市中区山下町25インペリアルビル301☎045・681・7050。12時〜19時。日曜休。http://tailorgrand.com/index.html

photo/
Shota Matsumoto
text/
brutus

本記事は雑誌BRUTUS784号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は784号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.784
松浦弥太郎の男の一流品カタログ(2014.08.16発行)

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