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からくり玩具

みやげもん

No. 781(2014.07.01発行)
ドラマがつまらないなんていったのは誰だ!
奈良井宿の歴史的な街並みの中にある藤屋。店の建物も保存対象。
「親子にわとり」は、台座の棒を引くと背中からひよこの顔がせり上がる仕組み。●藤屋土産物店☎0264・34・3609。

木曽の宿場町に芽生えた、木のからくり。

 中山道六十七宿のちょうど真ん中、江戸からも京都からも34番目の宿場町である奈良井宿。難所である鳥居峠越えに備えて旅人たちがこぞって宿をとったため、多くの旅籠が立ち並び、「奈良井千軒」と呼ばれるほど栄えた場所です。現在は、国の重要伝統的建築物群保存地区に選定され、当時の街並みが保存された観光地として賑わっています。上質な木材が豊富な木曽の山間なだけに、曲げ物や漆器などの木工細工が盛んで、旅人たちの土産物として親しまれてきました。今回ご紹介するそんな奈良井ならではのからくり玩具。奈良井宿にある工芸店〈藤屋〉にて製作されているもので、木の棒を引っ張ると様々な動きをします。昭和に入ってからの新しい玩具で、もともと木工細工を扱っていたご主人が仕事の傍らに作り始めたもの。口を開閉しながらそばを打つ猿や、餌をついばむと背中から可愛らしいひよこが顔を出す鶏など、どれもコミカルな動きで楽しませてくれます。ご高齢のため現在はからくり人形の在庫は少ないですが、多彩な土人形も製作するなど、様々な玩具に取り組んでいます。

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edit/
Shogo Kawabata

本記事は雑誌BRUTUS781号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は781号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.781
ドラマがつまらないなんていったのは誰だ!(2014.07.01発行)

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