生活・スポーツ

Lotus Evora

クルマのある風景

No. 781(2014.07.01発行)
ドラマがつまらないなんていったのは誰だ!
撮影/鈴木 心

低速から高速までダイレクト。独自の世界観を提供する高級スポーツ。

 エスプリ(1976−96年)の後継として登場したロータスのエヴォーラ。車名はEvolution(進化)・Vogue(流行)・Aura(気配)の3語からなる造語です。車体の核となるアルミ製モノコックタブは、大成功を収めたエリーゼと同様、接着剤を用いて組み上げられた独自のもの。エンジンが信頼性の高いトヨタ製で、職人による手組みというのも同じ。異なる部分はエリーゼよりも一回り大きなボディサイズ。そして、現行のラインナップで唯一AT(6速IPS)を設定している点です。肝心の走りは、現行ポルシェに見られるような、完璧なまでに調教されたそれとは異なります。不思議と心地よいノイズ、路面から伝わるインフォメーションはダイレクトそのもの。高速域からノロノロの低速走行に至るまで、全域でロータスならではのスポーツフィールを堪能できる傑作高級スポーツです。

アルミニウムとツインステッチが施されるレザーでまとめられた手作りのインテリア。

エヴォーラで初採用となる6速IPS(AT)。ステアリングに備わるパドルでの操作も可能。

Today's Photographer

Shin Suzuki

1980年生まれ。2008年『写真』(ブルーマーク)をはじめ、09年『てんきごじてん―風・雲・雨・空・雪の日本語―』(ピエ・ブックス)を出版。また、11年には既存のアイドル本とは趣の異なる『高良健吾 海 鈴木心』(赤々舎)を発表。仕事の詳細は、http://suzukishin.wipe.vc/まで。
「無駄な力が必要ないから切れる刃物ではケガをしない。脳と直結する痛快な操作感、自己主張の強い外観とは裏腹に排気音は控えめで重厚。単刀直入に言えば、エヴォーラは折り紙付きの懐刀である」

ロータス エヴォーラ

エンジンを車体中央に搭載するミッドシップスポーツカー。国内はスーパーチャージャー仕様のみを販売。税込み9,360,000円〜(LCI Limited☎0120・371・222 http://www.lotus-cars.jp/)。

photo/
Shin Suzuki
text/
Kohei Kawakami

本記事は雑誌BRUTUS781号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は781号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.781
ドラマがつまらないなんていったのは誰だ!(2014.07.01発行)

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