ライフスタイル

生まれ育った家を、今また住みこなすという幸せ。

チャンスとセンスとリラックス。元気づくLAに住む、ということ。

No. 777(2014.05.01発行)
居住空間学2014
リビングの壁にはソットサスとのツーショット写真。ピーター作の椅子は、脚がアイスキャンディの棒を連想させる。「ソットサスはこんなユーモアが好きだったね」
庭の眺めが視界いっぱいに広がるベッドルーム。赤白ストライプも彼のトレードマーク。東洋研究の教授だった叔父が日本から運んだタンスの上に、父のドローイングを。
長年連れ添ってきた妻ダナは、大のサンタクロース好き。彼女のために作った、トナカイのコスプレをした犬のオブジェ。「娘が飼っている2頭の犬がモデルなんだ」
家を施工した際に父が作った棚もそのまま使用。ピーターの妻、ダナが愛する品も並ぶ。父は建築家ルドルフ・シンドラーにキャビネットをカスタム制作する大工だった。
上の日除け以外のオブジェはピーターが制作した。この庭自体がまるでパブリックアートのよう。奥のハンマーや釘と天使のモチーフは、大工だった父へのオマージュ。
道路に面した表側に窓や扉が一切ないのは、カー建築の特徴。支柱を縞模様に塗ったのはピーター。「構造そのものに手を加えることなく構造の“見え方”が変わる」と。
昔から使っていたキッチンカウンターを「空間を塞いでいるように感じられて」と取り外し、パイプの構造体に車輪を付けて可動式にした。ただし天板は前と同じもの。
デスクワークは庭に面したリビングで。ランプはゴミ集積場で見つけて、グリーンにペイントした。過剰ギリギリまで足し算しながら、洗練を感じさせるのが彼の美学。

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Peter Shire

ピーター・シャイアー
アーティスト

LA生まれ。〈メンフィス〉唯一の米国人メンバー。陶器や家具、彫刻など幅広く制作。シカゴ美術館、ホワイトハウス等に作品収蔵。独特の形と色合いが魅力の〈Echo Pa
rk Pottery〉マグカップは、日本でも高感度なショップで爆発的な人気を誇る。http://www.petershirestudio.com

photo/
Yoko Takahashi
text/
Mika Yoshida&David G. Imber
edit/
Kazumi Yamamoto

本記事は雑誌BRUTUS777号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は777号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.777
居住空間学2014(2014.05.01発行)

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