ライフスタイル

西洋の古楽器を作りながら、築150年の古民家に暮らす。

住まい、工房、自然。もの作りのための職住一体。

No. 777(2014.05.01発行)
居住空間学2014
0年間放置されていた古民家を家族5人でリノベーション。天井の化粧合板を剥がし美しい梁のある本来の木組をあらわにした。手前は居間。以前はここを工房としていた。奥は玄関。松本公博さんが製作した古楽器が並ぶ。
床板を剥がして土間にした台所。北向きの暗い空間だったが、壁を取り払い窓を開けた。温かな景色を作る土壁は、長女の舞香さんが土作りから塗りまで手がけた。テーブルは公博さん作。分厚い天板は35年使い込んだもの。
築150年の母屋。カシ、ヒノキ、トチ、クヌギなど、縄文時代から変わらぬ生態系に護られる。
春先まで薪ストーブが欠かせない里山暮らし。「薪割りなら男子に負けません」と次女の明渚さん。
食器棚に並ぶガラス瓶には、照さんが作った保存食や漬物。ブリキの薪ストーブは調理と暖房を兼ねる。
左から長男の未來さん、公博さん、明渚さん、照さん、舞香さん。「かてりぃなの森」という庭で。
玄関から濡れ縁を見る。屋外との境は木枠のガラス戸のみ。夏は開け放ち、冬は防寒の布を垂らす。
3年前に建てた古楽器製作の工房。敷地内に自生する木を伐採、公博さんと未來さんが自力で施工した。

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松本公博
古楽器研究家
大分県杵築市

まつもと・こうはく
1949年福岡県生まれ。音楽大学で調律とチェンバロ製作を学んだ後、〈カテリーナ古楽器研究所〉設立。現在は自宅工房で古楽器の復元と製作、また楽器製作のワークショップを開く。http://catherina1972.blogspot.jp/ 未來さんと舞香さんのアコースティックユニット〈バオバブ〉が主催するイベント『シングバードコンサート』が5月10〜11日、敷地内で開催。http://singbirdconcert.tumblr.com/

photo/
Taro Hirano
text/
Masae Wako
illustration/
Stomachache

本記事は雑誌BRUTUS777号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は777号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.777
居住空間学2014(2014.05.01発行)

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