Hodeidah

Coming Soon?? |日本に来て来て、あの店、このサービス!

No. 777(2014.05.01発行)
居住空間学2014
朝から何百人という客が押し掛けるカフェ。何十種類もあるコーヒー豆に初めて訪れる客は驚く。
銅製のコーヒーマシン。
オリジナルのコーヒーパッケージ。
コーヒーに合うお菓子も。
オーナーのフルヴィオさん。焙煎も担当。
コーヒー豆は30種類販売。
カプチーノ1.80ユーロ。

かたくなに炭火の焙煎を守り続ける、ミラノNo.1コーヒー。

 その昔、ミラノ市内には100軒以上ものコーヒー豆の自家焙煎房を構えるカフェがあった。が時代と共にミラネーゼもスーパーなどで有名ブランドのコーヒー豆を買うようになり自家焙煎する店も今や10軒ほどに。その貴重な残留組の一軒で「コーヒー通はミラノに来ると必ず立ち寄る」という逸話があるほどの店がこの〈フダイダ〉だ。
 オーナーは父親からこの店を受け継いだフルヴィオ・ロッシさん。10歳の時にコーヒーの味を知って以来、ずっとこの工房で働き続け、自分しか出せないコーヒーの味を研究し続けてきたと言う。特徴の一つは炭火焙煎。炭火焙煎は時間がかかるが豆の水分が保てるうえ、風味を際立たせることができるそう。その味はクリーミーで奥深く、喉を通る時は柔らかく飲みやすい。

 現在はイタリア唯一のコーヒー豆の輸入港であるトリエステまで赴き、世界中から集まるコーヒー豆から8種類を選びミックスしてオリジナルのブレンドを作っている。一番売れるのは1㎏20ユーロの「Bar Gourmet」で、エスプレッソに使うブレンドの一つ。

 店内にはコーヒーに合うチョコレートやジャムなど〈フダイダ〉オリジナルの商品もぎっしり。お土産にしても喜ばれる。また、コーヒーの売り上げの一部はアフリカのザンビアの学校に寄付しているそうだ。
 炭火焙煎コーヒーを出すイタリアらしさが残るバール。新世代とは一線を画す古き良き店だ。

この施設の魅力は?

1 1946年製のマシンで昔ながらの焙煎に徹する。
2 一番人気は、8種類の豆のブレンド。
3 内装は、まるでコーヒー博物館。

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フダイダ
コーヒー、紅茶合わせて200種以上のオリジナル商品を持つ、レトロな店。●Via Piero della Francesca 8☎(39)02・342472。7時〜19時30分。日曜休(12月は無休)。http://www.hodeidah.it

photo/
Frank Vaughan
text/
Studio Sakamoto
edit/
Kazumi Yamamoto

本記事は雑誌BRUTUS777号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は777号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.777
居住空間学2014(2014.05.01発行)

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