エンターテインメント

満員の注視のなか、知の巨人登壇。|ノーム・チョムスキー

BRUTUSCOPE(KEY PERSON)

No. 775(2014.04.01発行)
東京で見る、買う、食べる、101のこと。

 なかなか春の足音の聞こえてこなかった今年。突き刺すような寒さの残る3月のある日、上智大学内の階段状の講義室だけは、春を通り越した夏のような熱気に包まれていた。言語とは、環境によって習得するものではなく人間にもともと備わる特性だとする「生成文法理論」を20代より展開し、言語学とその周縁分野にまで大きな変革をもたらした“現代言語学の父”チョムスキーによる連続講義が行われたのだ。言語学・政治学・哲学などを行き来するその語りに、人々は息を詰めて聴き入っていた。

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プロフィール Profile

ノーム・チョムスキー
NOAM CHOMSKY

1928年アメリカ・フィラデルフィア生まれ。言語学者、哲学者。ペンシルヴェニア大学で言語学を修めた後、50年代より生成文法理論を提唱。他方早くからベトナム戦争を批判。“テロ国家”としてのアメリカに警鐘を鳴らすなど、政治批評・社会学・哲学等の分野でも精力的に活動し大きな影響力を持つ。MIT名誉教授。『生成文法の企て』(岩波現代文庫)ほか、著書多数。

photo/
Katsumi Omori
text/
Sawako Akune

本記事は雑誌BRUTUS775号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は775号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.775
東京で見る、買う、食べる、101のこと。(2014.04.01発行)

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