生活・スポーツ

Caterham Seven

クルマのある風景

No. 774(2014.03.15発行)
勝手に着やがれ
撮影/ 鈴木 心

始祖から50年超。究極のスポーツカーは今も健在です。

 1957年、今回のケータハム セブンの始祖であるロータスセブンがキットカーとして登場します。キットカーとは自室やガレージで組み立てられるクルマを指し、F1を筆頭とした英国圏のレースシーンやクルマ文化を育んできました。現在ロータスセブンはありませんが、世界中に50を超える派生車種が存在します。中でもオリジナルの雰囲気、血統を色濃く残すセブンがケータハム製だといわれています。モデルバリエーションが多岐にわたるのも特徴。528馬力を発生する怪物「R500」をはじめ、入門用には軽自動車登録を可能にした「130」まで日本では5種から選択可能。共通するのは軽量、後輪駆動のFR、2人乗りという点。エアコンやパワステなどの快適装備はもちろん、ハイテクとは一切無縁。一言でストイック。走る喜びだけにフォーカスした“走るアドレナリン製造機”です。

防音、防滴は最低限に留め、ひたすら走ることだけに重きを置くタイトな室内。

軽自動車登録を可能にしたモデル「130」。エンジンはスズキ製3気筒ターボ(660㏄)を縦置きに搭載する。

Today's Photographer

Shin Suzuki

1980年生まれ。東京工芸大学芸術学部写真学科卒業。広告、雑誌の写真制作からCMなどの映像制作をする傍ら、自身の作品の制作発表を行う。最近の主な仕事に、本田翼JR SKI SKI」、前田敦子マイナビ転職」の広告ポスター撮影などがある。http://suzukishin.jp
「夏は暑く、冬は寒い。雨に濡れ、風は刺さり、動力音が耳に障る。狭小空間には、オーディオもクーラーもパワステもない。その代わりに純粋に走ることへの衝撃的な感動を得るだろう。そして、この道具にはクルマという名称すら必要ないことに気づかされる」

ケータハム セブン

英国の伝統的スポーツカーを今に体現するキットカー。その気になれば自分で組み立てられる。本体価格3,330,000円~(ケータハムカーズ・ジャパン☎03・5754・2227
http://www.caterham-cars.jp/)。

photo/
Shin Suzuki
text/
Kohei Kawakami

本記事は雑誌BRUTUS774号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は774号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

No.774
勝手に着やがれ(2014.03.15発行)

関連記事